Shrimp head

ニューハーフ女王様が展開するフェチ世界フィールドワーク。

小説

ストーカー・ハンター 平成影男  =悪魔の縫い針=

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iuyoiuo  先日、車で愛知の方に出かける用事があってAMのローカル放送を聞いていたら(実はこーゆーのが趣味だったりする)名古屋弁のメインキャスターの男性が「ファンから自分の顔そっくりなマスクを送ってもらったんで今日このスタジオに持ってきたんだ」って話の展開になった。
 相方の女性キャスターがキャィキャィ興奮して「凄いねこれー、コンピュータかなにかで写真読みとって自動的に彫刻する機械があるけど、あんなの使ってるんじゃない。めっちゃリアル」と言うと、キャスターの男性がそれを顔に付けたようで「どうよこれ?」って言う声がくぐもっている。
「すっごーい、○○ちゃんの顔が二つあるーっ」とますます興奮の女性キャスター、その内、何を思ったのかこの女性「ねぇねぇそれ貸してよ」って、どうやら男性からそれを奪い取って自分の顔に付けた様子。
 その後、この女性キャスターが仮面を付けてモゴモゴやってるくぐもった声が、ソレ見た男性キャスターが「やばいなー△△、俺になっちゃったよ-」って事で、すんごく萌えました。

 実はこれchikaの小説「平成影男」で展開されるかなり重要なシーンに良く似たアクションなんです。勿論、小説の方はもっとエロでグロなんですが(汗)。
 って事で今日は最近やったchikaの最大の言葉遊び、電子書籍代5弾「平成影男」のご紹介です。
 ふー、言葉遊びって書いたけど、今度の「平成影男」はそうとう仕上げるのに疲れました。
 ホントはまだまだ手を入れたいし、その余地もあるんだろうけど、(読む分には興奮して面白いけど)書いてる時は心がすり減っちゃうというか、そーゆー作品なので、早い目のケリを付けたって感じです。
 今度は「前向きで綺麗綺麗なニューハーフ小説」に取り組みたいと思います(笑)。

 所でchikaの小説が収められてるパブーさんには「お試し」ページが、あるんですが、今日のはその中の更にエロいとこだけ抜粋です。
お楽しみを。


shkageotoko  私の車を追いかけてくる外車がバックミラーに見えた。
毒々しい赤のコルベット、窓には違反ぎりぎりの濃いスモークフィルムが貼ってある。ロングノーズショートデッキのその形に見覚えがあった。
 先ほど私が突っ込んでいった車群の中で、見事とも言える腕前でポルシェを避けた車だ。
 と言うことは私が引き起こした玉突き事故からも逃げおおせた事になる。
 言い方を変えれば事故を引き起こした犯人の「目撃者」ということでもある。
 だからと言ってコルベットのドライバーを始末する必要性は感じなかった。
 どうせ友姫子の「皮」は使い捨てにするつもりだったし、あの大事故の中でも、何人かのドライバーは生き延びるだろう。
 その生き残り全員を口封じの為に殺して回るわけには行かない。私には大女を救い出す時間があれば充分だった。
 後ろからパッシングを浴びせてくる。
 止まれという事か、、馬鹿な奴だ。
 怪我人だらけの事故現場を見捨てて私を追いかけて来るぐらいだから、警察にも事故の連絡をしていないのだろう。
 動機は、、自分が犯人を捕まえてやろうという下らないヒロイズム、、あるいは友姫子目当て。
あり得ないことではない。
 私は別に顔を隠して運転していたわけではないから、あの時、トラックやスポーツカーに乗っていたドライバーならポルシェを運転する友姫子の顔ぐらいは見ている筈だ。
 友姫子は不思議な娘だった。
 彼女を見る者総てに、加虐的な欲望を抱かせる何かがあった。
 彼女の容貌の美しさは決してひ弱さに宿るものではなく、むしろ挑発的であり、獰猛ですらあるのにだ。
 形の良い小さな頭骨に、大きくて吊り上がった目と肉厚の唇、鼻はほんの少し上を向いていてクールビューティの印象を免れている。
 昔から良く言われる女豹のような顔立ち。その存在の逆鱗に触れることによって自分の内蔵を食い破って貰いたいとさえ思わせる美しさ。

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 コルベットは接触する寸前まで車間を詰めたかと思うと、少し離れてはパッシング、又、車間を詰めるというような事を繰り返している。
 「誘い出して殺す」か、、、私は予定を変更して「友姫子」のルールに従う事にした。
その理由は簡単だ。
 先ほどの事故で高ぶってしまった欲望を鎮めたかったからだ。
 こんな状態で薬袋の別荘に着いたら、私は初っぱなから血を見たくなるだろう。
 私は迫ってきたコルベットの威嚇に屈服したかのように、緊急路側帯に減速したポルシェを滑り込ませた。
 ポルシェの中で縮こまって震える振りをしながら、私はコルベットから降りてこちらに向かってくる人物を観察していた。
 典型的なヒップホップスタイルの黒人だった。
 肌の色が茄子のように黒い。
 しなやかで、かつ強靱そうな筋肉が全身を覆っているのがわかる。
 リズミカルな歩き方。彼の身体を見ている内に、比喩ではなく涎が垂れそうになった。
早く食べてしまいたい。
 黒人が背をかがめてサイドウィンドウからこちらを覗き込んでくる。
 何を驚いているのか目を見開いた。
 只でさえ黒い肌の中で、白さが際だっている白目の部分がハレーションを起こす。
 次にウィンドウを、曲げた太い人差し指の関節でコンコンと小突く。
 ドアロックを解除しろという事らしい。
 こんな時、本物の友姫子ならどうしたろうと考えながらロックを外してやる。
「信じられないけど、やっぱユキコだーよ。」
 黒人はドアを開けながら調子外れの日本語を、その分厚くて黒い唇から歌うように発音した。
薬袋友姫子の名前を知っている。
 友姫子の知り合いのようだ。
 どういう偶然だか知らないが難しい事になった。
 別にこちらの正体を疑われても構わない。
 そうではなくて、食事の前に余分な時間を割かなければならなくなるのが鬱陶しいのだ。
 一気に獲物にかぶり付いても構わないが、それでは死への恐怖や苦痛だけしか味わえない。
 相手を性的に誘惑し興奮の絶頂から一気に、、、そう、そういったプロセスが食事に絶妙の味付けを約束するのだ。

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 黒人の大きな手が友姫子の手首をがっちりと捕まえて、その身体をポルシェから引っぱり出す。
骨が砕けてしまいそうな握力だった。
 エスカルゴの殻からその身をせせりだして、、、舌の上に乗せて奥歯ですりつぶす、、。
「うひょー、ホントに友姫子だ。一瞬だったからね。他のギャルなら判んね。友姫子、相変わらず、凄いねやること、過激だーね。」
 手首を掴まえられたまま、空いた方の手で男の腰にこすり付けられるみたいに抱き寄せられる。汗や体臭の入り交じったきつい黒人の香水の匂いに全身が包まれる。
 勃起した長大で極太のペニスの脈動が男のジャージ越しに伝わってきて、空腹感が否応なしに増し、目眩がしそうになった。
「でも変わったね。前はちょっと触ったくらいで、、猫よ。そう猫みたいに引っ掻いた。今、じっとしてる。僕、怖い?」
 黒人の目の奥に狡さの影が走り抜ける。
 お前が大事故を引き起こした張本人なんだ、俺はその目撃者なんだよという圧倒的な自分自身の優位性をちゃんと理解しているのだ。
「こっ、怖くなんかねーよ。第一、黒んぼなんかの知り合いなんていねーぇっ。おまえ、だれ?!」
 私は意識的に黒人の正視から顔を背けるように毒を吐いた。
「友姫子、僕のこと忘れた?悲しいねぇ。僕、トモナリチームから追い出したの友姫子ちゃうかった?」
私の手首を握っていた黒人の手が放れたが、代わりにそれは私の口をこじ開けるみたいな格好で頬に食い込んで来た。
「アガッガッ!!」
 黒人の顔が近づいてきたかと思うと、無理矢理開けられた私の口から舌を吸い出しはじめる。
勿論この時点からの反撃は十分に可能だったが、私はそれを我慢した。
「うーーっうげぁ、ひゃめろぅ!」
 黒人は私の舌に飽きると唇を味わい、鼻を味わい、又舌を吸い上げ、己の舌を巻き付けて、一端休憩という感じで顔を離した。

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「クロマティだよ。忘れた?おまえらは黒マルコメって呼んでた。僕スキンヘッドだからね。下らないあだ名だ。僕それ大嫌いだった。」
 手が頬から離れて私の乳房の盛り上がりにかかる。
 友姫子はビザールファッションというのか、赤いレザースカートに合わせるように真っ赤なラバー生地のブラジャーに黒いレースのカーディガンという服装だったから、乳房はほとんど無防備と言って良い状態だった。
 友姫子の乳首は蒸れたラバーの下でクロマティの分厚い手のひらを感知するや否や一瞬にして勃起した。
クロマティは動物的直感でそれを感知し、ラバーごしに人差し指と中指の間で充血した乳首を挟んで弄ぶ。
「くっうう、、」
 友姫子の口から図らずもそんな声が漏れ出る。
「友姫子、何故今日、黒マルコメに会ったか、判る?友姫子のパパ、、僕を呼んだね。僕の今のお仕事、フェイマス・ポルノ・アクター。レイプもオーダーOKね。リベンジ、アンド、ショー、、、」
 私はプロの強姦屋が存在することを思い出した。
 こうやって実物を見るのは初めてだったが、薬袋現次郎がクロマティを呼びつけたのは勿論、自分の目の前で江夏由嘉里を辱める為だろう。
 それがあの大女に効き目があるとは思えなかったが、少なくともクロマティが今ここにこうしているという事実は由嘉里がまだ生きているという事を示していた。
「なんで糞親父を持ち出すんだよ。かんけーねーっ!!」
 友姫子がニヤニヤ笑っているクロマティに噛み付こうとする。
それが自分の演技なのか友姫子の皮に残った思念のせいなのか私には判然としなかった。思念、つまり彼女の身体を動かしてきたデータのことだ。このデータ抜きでは友姫子そっくりの人体スーツは作れない。
 クロマティは友姫子の噛み付きを避けもせず、それに対して軽い頭突きで応戦してきた。
 これには私自身も意表を突かれ、軽い目眩を起こしてしまった。
 友姫子は頭を振ってその目眩を追い払うとクロマティを睨み付けた。
「オマエがそんなだから、チームから追い出してやったんだ、この嫌われ者っ!!」
 私は当てずっぽうで、そう叫びながら唾をクロマティの顔に吐きかけてやる。
 自分でも驚くような大量の唾が見事にクロマティの顔の中心部にべたりとかかった。
 乳房を鷲掴みにしていた手が唾のかかった顔に移動するのを見て、この機に私は黒人から逃げ出そうと身体をよじる振りをした。
 勿論、本気ではない。

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 本気でやれば簡単に逃げだせてしまうからだ。それでは面白くない。
 だが結果、クロマティは私の腰に巻き付けていた腕から私の身体を逃してしまう。
 クロマティは辛うじて、逃げ去ろうとする私の手首だけを掴む形になった。
 しかしクロマティの片手一本でも、普通の女性ならそこからは絶対に逃れる事は不可能だった筈だ。
 クロマティは自分の手でひっかけられた唾を拭いながら、それを払うのではなく口に持っていった。
 そしてそれを私に見せつけるように舐め上げる。最後は指先に残った唾を啜り上げてみせた。
「おいしいね。友姫子の唾は、、最高だヨ。お返しに僕のも上げるよ。ただし僕のムスコのだけどね。」
私たちの背後の高速道路では、静けさに満ちた不思議な空間が形成されていた。
 午後の抜けるような青空、、その中にあってクロマティと私の欲望は結晶化してしまうのではないかと思えた程だ。
 だがこの静けさも一時のことだ。
 後方の大事故はいずれ通報されるか発見されるかして大騒ぎになるだろう。
 私にとっての幸運な偶然が重なって発見がおくれているだけの話だ。
 私の位置から見える対向車線に一台でも車が通過すれば、そのドライバーが悲惨きわまりない事故現場の第一発見者となるだろう。
 友姫子の皮はいずれ捨てるつもりだが、屋敷に侵入するまではトラブルには巻き込まれたくない。
 そろそろ急がなればならない。
 クロマティが渾身の力を込めて私をコルベットと高速道路の防音壁の間に引きずっていく。
 私は怪しまれない程度の抵抗を示しながらその後に付いて行った。
「ぽちぽち大人しくだね。言いたくないけど、友姫子、僕に逆らうと刑務所だよ。判ってる?あれはたまたまの事故ちゃうねんよ。僕のガールフレンドになったら一生の秘密ね。さ、どうする。時間がないよ、」
 脅しをかけているクロマティにも時間はないのだ。
 人命救助が第一義とされる高速道路上の事故を無視して、その事故を誘発させた犯人を追いかける人物を、この国は決して許さない。
 それを在日歴の長いクロマティは理解していた。
 私はクロマティの身体全体で防音壁に押しつけられ、自由を奪われて口を犯され耳を噛まれ鼻を舌でなぶられた。

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 クロマティは舌を器用に使って私の鼻を弄る。鼻の下に舌を差し入れて鼻を持ち上げてその形を豚鼻のようにしたり、舌の先端を尖らせて鼻の穴に突っ込んでみたり。
 勿論、その間中、私の股間に割り込ませた太股で暴力すれすれの圧力をかけ私の秘部をこすり上げている。
 友姫子の身体が彼女の意志に反して肉欲に溺れていく演技は容易かった。
なぜならこの頃には、私自身が既にクロマティの「男」に反応し興奮していたからだ。
 友姫子の手はクロマティのペニスを探り当てそれをなぶり始めた。肉筒を掴んでも指でOKのサインが作れないサイズであるのが判った。しかも堅い。
 それを友姫子の合意と見たのかクロマティは両手で私の頭を包み込むと下腹部へと押し下げた。
「さっき言っただろう。今度は僕のミルクを君が飲むよ。それが終わったら二人でここから逃げよう。」
 私は素直にクロマティの股間に自分の口元が来るまでしゃがみ込み、ついでに彼のだぼだぼのパンツを下着ごとズリ下げてやった。
 真っ黒なワインボトルを思わせるようなペニスが腹筋を叩くように垂直に勃起している。
まずホーデンを口に含んでやる。
 そして根本から亀頭までを、ゆっくり横から舌で肉筒を回転させるようにシャブリ上げてやった。
 亀頭の先からペニスをくわえ込んでやる段になって困った事が起きた。
 あまりにその直径が大きくて口にはいらないのだ。
 勿論、その気になれば私は簡単に顎の骨をはずせる。蛇が自分より数倍大きな得物を丸飲みするのと同じだ。
 随分この方法で男達を死の直前まで楽しませてやったものだが、昼日中にそれをやった友姫子の顔を、もしクロマティが見るような事になれば、さすがの彼の興奮も冷めてしまうだろう。
 しかし今までに何度もこういう目に遭った事があるのか、フェラチオが出来ないと知ったクロマティの反応は素早かった。
 友姫子の頭に添えた両手で、友姫子自身を誘導するようにして二人の身体の位置を、合わさった2本のスプーンのように入れ替え始めたのだ。
フェラが駄目ならファックで、下のお口はもっと大きいだろう?と言うわけだ。
「ルーフに両手を付いて。」
 友姫子はクロマティの意図する体位に気付いてコルベットの天井に両手を付くと、自ら両足を開き気味にして臀部を突き上げてやった。

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 クロマティは荒い息を吐きながらレザーミニを力任せに巻き上げ、ピンクのパンストを引き下ろしにかかる。
パンティはTバックだから横にずらせばすむことだ。
 用意が終わった途端にクロマティが背後からのしかかってくる。
 灼熱の肉棒が挿入前の鬼頭キスを楽しんでいる。上の穴も下の穴も十分に濡れている。どちらでもOK。
 ただし私のペニスが変容して形成された女性器はオカマ達の「ペニクリ」という俗語を借りるならば「ペニヴァギ」とも呼んで良いもので、突っ込む側の快楽をどう保障するのかはまでは判らなかった。
入ってきた。上?下?驚いた事にそれが、判らない。
 友姫子の皮膚の下で、私の排泄器と生殖器はどのように変貌しているのだろう。もしかしたら入り口は二つでも中は一つになっているのかも知れない。子宮のように内側に凹んだペニスとそれに連結したアナル。
 まあいずれにしても上も下も私にとっては同じ事なのだが。
 私は、少し前にマンションで見た子供用の科学番組を思い出した。
 懐かしいU字型の大きな磁石に向かって砂鉄の粉が磁力線にしたがっって模様を描くシーン。
あれと同じだ。
 私のなかの細胞の一つ一つが、まるで意志ある生き物のようにクロマティのペニスがピストン運動を続ける位置に向かって再配列を起こしている。

勿論、幻影だ。
そんな事はあり得ない。
私はつむっていた目を開けた。
目の前にコルベットの窓に貼られたスモークフィルムに映った友姫子の顔が映し出された。
それは快楽に捩れた表情のようにも見えたし、今にも泣きだそうとするのを必死で堪えているような顔にも見えた。
私はその時、これが友姫子の本当の素顔なのだろうと頭の片隅で考えていた。

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 友成が「アジャのケンタ」と呼び捨てにし、彼に対する電話の応対も高圧的だったので、倉庫に現れた男を見て知念は一瞬戸惑った。
 口ひげにアフロという、誠二に劣らぬ、いかれた格好だったが年齢的には知念に近い。聞けばアジャというクラブの雇われマスターらしい。
 友成には後の指示をして、健太と入れ違いに解放してやる。
 今後の友成の相手を、誠二に指名したのは後悔が残ったが、行方不明の友姫子や謎の男の正体を掴む手がかりが急速に増え始めた今、何もかも自分一人でさばくのには無理があった。
「知念さんが言ってるのは巻笛って野郎のことかな、、。」
 健太の声は落ち着いている。
「そいつは、あんたの知り合いなのか?」
 友成と違って、健太の場合には自分に引け目がないから、普通のやりとりが出来るわけだ。
「いや知り合いの知り合いっていうヤツでね。あの野郎、見かけに依らずに喧嘩が強くてね。奴に因縁をふっかけた外人が一発でのされちまって、その手際のよさに一瞬店の中が静まりかえったぐらいで、、。」
「・・まわりくどいな。話が見えん。」
 知念が苛立ったように言う。
 その声には知念自身は意識していないのだが、知らない内にやくざ特有の脅しのニュアンスが混じっていた。
「だから店の中に奴の顔見知りがいたんですよ。巻笛を見つけて声をかけようとしたらしんだが、その直前に奴さんの立ち回りを見てしまってタイミングを外したってことですよ。」
健太の口調が少し早くなる。健太とてこういった手合いの人間と出会ったのは初めてではない。初めてではないが知念の迫力に押され始めているのだ。

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「その顔見知りが、友姫子さんの事を嗅ぎ回っていた男を巻笛とよんだんだな。」
「ねえ、刑事さん。ホントに友姫子ちゃん攫われちゃったのかな。トモナリらのチームはいいんだけど、友姫子ちゃんが店にこないとちょっと辛いな。彼女目当てでうちにやって来る初見さんが結構多いんだよね。すぐに彼女、見つけてくれるんでしょ。なにせ薬袋組の一人娘だし。」
「友成の野郎、、あんたに妙な言い回しをしやがったからな。、、いっとくが俺は刑事じゃない。今あんたが口にした薬袋の者だ。つまり俺はあんたに対して警察には出来ない事も出来るって事だ。あんたにとって良いことも悪いこともな、、。そこんとこを良く考えて喋って欲しいんだよ。その巻笛って野郎のことで他に言い忘れたことはないかな?」
「あー、言ってなかったかなぁ。巻笛君、20代後半ぐらいかなぁ、男でセシルカットってのも言い方変だけどそんな髪型、顔はうーんあれはギャルにはもてないよなぁ。可愛い過ぎて嫉妬対象になっちまう。その代わり体育会系の先輩から手込めにされるって感じよ。ついでに言っとくと巻笛君の顔見知りは完璧ホモだし、巻笛君とも最近寝たっていってたなぁ。」
 その巻笛ってホモ野郎は年齢人相とも東郷タクシーの運転手の情報と一致する。
「健太さんよ、、残念だが、それぐらいのことは知っているんだ。」
この時点で健太と知念の力関係は完全に知念に傾いていたが、知念は尚更に圧力をかけた。
「えぅ、、いや待って下さいよ、、そうだ。顔見知り君はこうも言ってたな。巻笛は人が変わったって、それに人間たかが一年であれぐらい強くなれるのかってね。ついでだから下の名前も教えちゃうかなぁ、、涼太。涼しいに太郎の太ね。」
「いいねぇ、よーく、思い出してくれたじゃない。」
 巻笛涼太、大収穫だった。
 と同時に、江夏屋敷に隠れていた男が薬袋友姫子の失踪と関係があるなら、それが示すシナリオはかなり危険なものを暗示していた。

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ドすけべ女装っコ倶楽部―読者参加型、アブノーマルな女装子の誌上調教交際誌 (SANWA MOOK)
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ドすけべ女装っコ倶楽部―読者参加型、アブノーマルな女装子の誌上調教交際誌 (SANWA MOOK)
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金田少年

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 前回のエントリーでは「アニメの夜」の裏主人公・茶水羽蘭についてちらり触れてみましたが、今日は表主人公・金田少年です。
 リアル「金田」は上の写真みたい?いえいえ共通点は半ズボンだけです(笑)。
 第一「アニメの夜」の金田少年は先天性オトコノ娘じゃなくて、「逃れの人生」の為に少年娼婦になっちゃった設定です。
 で今日は、男は体験的学習によってホモになれるのかとゆー話です。
 以下は倶楽部の談話室であれやこれやと話してた内容を拾ってみたものです。
 別に激論を交わしてたワケでもなく終始ゆるーい感じで推移してました。
(まあこんな話で和むのもどうかと思いますが)
 結論が出るような話でもなく、「金田少年」がどーゆー世界に漂っていたかを想像して貰えればそれでいいかと。




「俺はホモとちゃうんやけど、チンポをフェラしたり、チンポをアナルに入れられたり したらどんな感じになるんやろって思て、ホモの友達とセックスしたことがあるんや。
まあそれが始まりやな、それからは勢いや。
生まれも育ちも大阪やから、テンノージの○○館に毎週末、半年ほど通って見境なしに男のチンポをフェラチオをしたり、自分のアナルと相手の男のチンポにローションをたっぷり付けて、騎乗位か正常位でアナルセックス三昧や。
半年で213人の男に暗がりでフェラチオをして、174人の男に正常位でアナルセックスしたんや。
俺の方はみんな受身専門やったけどな。それで、燃え尽きたっていうんかな、その後そういう変態行為は飽きてしもうて止めたんや。
全く、見境なしにさかりまくってたな。勃起してる旨そうなチンポなら見境なしに受け入れてたんや。
ホモの友達とする時はフェラチオは生でやったな。
ちゅうかそいつとは友達っちゅうより今でいうセフレ関係やな。
それやりながら同時に週末はテンノージの○○館で見も知らん男とやりまくりやろ。
それで平日は毎日ホモのセフレのマンションでやりまくり。
お互い大学1年生で精力があり余ってたからな。
そのホモセフレとの性行為の時だけ実はアナルセックスも生でやってたんや。バックでな。
俺がなんでこんなことに興味を持ったかていうたら、高校時代友達に借りた裏ビデオで洋物があったんや、あれやろな。これでもかなり勉強してたからな、女とはあんまり遊ばんかったんや。
外人のでかいチンポを白人女が根元まで咥えたり、アナルに根元まで入れられ突かれまくっているのを見てて、今までのちんまりしたセックス観やのうて、アレはもっと格闘技みたいな感じで探究してもええんちゃうか、そしたらもっと気持ちええんちゃうか、そう思たんやな。まあその時、自分がなんで男優側やのうて女優側に気持ち入れてたかってゆう問題もあるけど、そんな難しいことやあらへん。要するにビデオで見てたらどうみても女の方がずーっと長い間気持ちよさそうやし、マンコは無理でもアナルやったら俺もあるからな。
そんなこんなで6ヶ月間、ホモセフレと夜はホモ行為に耽ってたんや、最後はシックスナインの形で抱き合って、朝はチンポを目の前にして目覚めるのが平日の日課やった。  特に俺はフェラをするのが大好きでな、シックスナインでホモセフレの精液を2回は飲まへんかったら満足しいひんかったな。
そやけど何時までもこんなことをやってたらあかんと互いに分りおうて、ホモセフレ関係を清算したんや。
その後付き合ったのはもちろん女ばっかりや、俺ホモちゃうからな、その女らは俺の過去なんかもちろん知らんわな。
俺は自分は正真正銘の「変態」やとおもてるけど、本当のホモやなかったと考えてるんや。」

 
「オレは巨乳の女が好きだね。今まで付き合ってきた女もオッパイの大きさで選んできたようなものやな。女の味わいは色々あるけどオレにしたらでかい胸でパイズリされる快感は何ものにも代え難い。
そんなオレが偶然知り合ったデブホモに、ある時「オレも余裕でパイズリできるぜ」と言われて、試しにしてもらうことにしたんよ。
 そいつをオレの部屋へ連れて行って、上半身裸になってベッドに大の字になったそいつの胸にまたがった。
微妙に毛深い胸やったが、しれほど気にはならなかったな。
ヤツの豊満な胸にチンコを挟まれるうちにオレのチンコは大きくなって、さらに絶妙なテクでフェラチオされた時、オレは我慢出来んとそいつの顔や口に射精してしもうたんな。
 相手は当たり前やと思てたかも知れんが、オレは半分、実験の半分遊びのつもりで、そこまでいく思ってなかったから「わりぃ」っと思わず詫びたんよ。
そんなオレの股間を愛おしそうに舐めて溢れた精液をきれいにしてくれているヤツを見て、なんやかわいく思えたんやな。
それからというものそのデブホモは週に一度はオレの部屋に来て、パイズリをしてくれるようになったんよ。
そやけどヤツはオレの部屋に来て上半身は裸になるものの、一度としてオレの前でズボンを脱いだことはないやで。
ズボンの上からヤツのチンコ勃起しているのがわかるやが、ヤツはけしてオレにそれを触らせようとはせえへんかったんよ。
その頃は、別に普通に付き合っている巨乳女が居たんやが、そいつとはまったく違う快感をそのデブホモは与えてくれたんやな。不思議と言えば不思議な話や。」


「そんなに珍しくないよ。 陰で男とやりまくってて、お嫁さんの前では平気で亭主顔してる人って、」

「女装とか覚え始めた頃、散々ヤッた後にいつも俺はホモじゃない!と言うやつに会ったことがあるわ。 精神的に弱いから自分がゲイだと認められなかったんじゃないかしら。 最初は笑えたけど面倒になってきて関係たとうとしたらストーカーまがいのことされたのは、今ではいい思い出ね。 男と進んでやれるのにホモじゃないならchikaだってノンケってことになるじゃん。」

「男モードの時は好きな人でも、というかこのモードだと男を好きになる事はあり得ないんだけど、 男とはキスをしたり抱き合って朝までいたり恋愛感情になったりとかはないわね。 でも女とは好きでなくともキスもするし抱き合って朝までいたりするし勿論マンコもなめまくっちゃたりね。
でも女装してるときは、、うーん最近じゃしてなくてもだけど、男を見るとチンポが舐めたくなるしザーメンを口に出されたい。 ザーメンをゴックンしたい・アナルにチンポを入れられたいと思うわね。 出来ることなら沢山の男の種をゴックンと種付けで自分の体に吸収したいと思っているわよ。でもこれってよく考えると女装すると男を愛せるってゆーよりチンポだけが目的で、それが女装で加速されるって感じ?普通の時は、街中で綺麗な女の子がいると目が行くしやりたいと思うけど男には目が行かない。でも性欲がたまってくると女装したくなるし、逆に女装すると性欲が高まるし、そんな時は男もアンテナに引っ掛かってくるわね。でもそれもよく考えると目の前にチンポがあったら目が行って舐めたいゴックンしたい入れられたいと思ってるわけで男が恋愛対象になったるわけじゃないわね。」


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女装美少年9 (B-11)[DVD]


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女装美少年9 (B-11)[DVD]

茶水羽蘭

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ダイバー 2011年 01月号 [雑誌]

  この雑誌の中川翔子って、まるっきしエウ゛ァのプラグスーツのコスプレじゃん。
まあ彼女のマルチタレント活動の一環として「海中」もあるのは知ってるけど、やっぱこの撮影時のコンセプトとしては「しょこたん」コアのコスプレでしょ。
 chikaは全然「しょこたん」に興味がないんだけど、この表紙見たり彼女の来歴なんか考えると、この前発表した「アニメの夜」の裏主人公・茶水羽蘭って、あと数十年したらリアルに存在してるんじゃないかと思っちゃった。
 茶水羽蘭は、年少の頃に孤立した有人宇宙衛星内でアニメ漬けにされながら父娘二人きりの生活を送ってた設定になってるわけ。
 宇宙衛星から救出され成人した茶水はクールビューティな超オタクの天才科学者に成長、、ビジュアル的に外見が類似してるタレントさんで言えば、見た目は中川翔子より、栗山千明なんだけどね。
 でも茶水羽蘭の思考回路とかその形成過程はやっぱ「しょこたん」かなぁ。

 人の心って地域や時代に左右されずにある基本的な部分と、幾らでも変化する部分の二つがあると思うんだけど、後者の「変化する部分」って、時代が進むにつれて加速度的にグニャグニャになって来てるみたい。
 年代によってものに対する価値観とか感性がビックリするほど違うでしょ。
 別に「しょこたん」の悪口ゆーつもりはないけど、chikaなんかから見ると彼女見てると「、、、、。」って思うことがしばしば。彼女に対する「理解」と「評価」は違うってことだよね。
 ってゆーかそんな彼女をタレントとして消費してるこの時代がどーか?って事もあるし。
まっ、その辺は話題的に重くなるんでこれくらいに。
 あっ、chika?chikaはまったく下のよーな人です。
「淫らな願望を告白してごらん。」(笑)。

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オカルト探偵 目川純の怪談小話

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器物も変化するという。『陰陽雑記』には、器物百年を経て精霊を宿し人の心を誑かすとあるが、そのような器物の変化を付喪神という。『百鬼夜行』『付喪神草子』は正にこの付喪神を描いたものである。
 木像、罹漢仁王、面地蔵などはその最も化け易いもので、他に人形芝居の人形、箒、団扇、笛などが化けたという話もある。この付喪神、荒ぶれば禍を齎し、和ぎれば幸を齎すとされる。
アニミズムの典型のようなものだが、「脳」だって一種の器物だと考えれば、これは非情に理解しやすいというか、人に馴染みやすい思考ではないかと思う。

何故、急にこんな話を持ち出したかというと、過日ふとしたきっかけから例のパズルボックス事件に絡んでその依頼者からの後日談を聞く機会があったからである。
依頼者の話によると件のパズルボックスを押さえていた人毛鬘フェチのマフィアボスが身体をずたずたに引き裂かれて日本髷の鬘に取り殺されたという話を聞いたのである。
過去トラウマから和風日本髪フェチになったこの男が、自国(オカマ天国シーズー)へ観光にやってきた日本人女性を拉致監禁し、その髪が長く伸びるまで生き延びさせ最後には顔面ごと髪を剥ぎ取り、人面付き髷鬘を作ったというグロテスクな話である。
その髷鬘がマフィアボスを取り殺したのなら実に結構な話であると思うのだが、実際は勿論、違う背景があったのだろう。

imge7fbb9a0zik5zj 話は少しずれるが、日本でも膝まで伸びる黒髪をばっさりと切っておかっぱ頭になることで数ヶ月分の生活費を手にできた時代も昔はあったと言われている。
女性の長いストレートの黒髪が高値で取り引きされていたということは、それを原材料とする鬘もまた高かったということになる。
先ほどのマフィアボスではないが「芸者」などの髷をかたどった鬘というのが昔からニーズがあったようで、怪異談に花柳界が絡むことも珍しくない。
この話も典型的なパターンなのだが、そこそこ繁盛している湯治場というか温泉街で、駆け出しの芸者さんがゴミ捨て場に出されている鬘を見つけるところから話が始まる。
いかんせん、芸者と言えども駆け出し者の懐は寂しいもので、とうとう夜陰に紛れてその鬘を拾ってきて少し手を入れて自分用の鬘に加えてしまった。
しばらくの間は何事もなかったのだが、次第に体が冷えて夜が寝られなくなり、少しずつ違和感を感じるようになった。
しかしこの女、風邪でもひいたかしらということで気にしないようにしていた。
だが体調は次第に悪くなっていき、半月くらいしたころ、とうとう枕元に佇む中年の芸者を見るようになった。
その芸者、何を言うでもなく、何を要求するでもなく、ただじ~っと立っている。ただこの女の気性のそうとうこわく、そんなものに負けてたまるかという気持ちで持ちこたえていた。
ただ、さすがに長期化するとこの女も次第にまいってきて、いわゆる姐さんにそれとなく相談したのだが埒があかず、置屋でも長老格のお母さんに相談を持ち込んだ。
お母さんは、幽霊の様子などを聞いて何か思い当たることがあるようで、幽霊が出るようになる少し前に鬘を買ったり貰ったりしていないかと聞いてくる。

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そういえば、体調が悪くなって幽霊が出るようになったのは、あの鬘を拾ってからだという話になって、ではその鬘を持ってきなさいということになり、ああやはりというところへ話は落ち着いていく。
かくして、この話に関わり合った一同でお寺に納めに行くことになり、そこでお母さんから、妻子ある相手となさぬ仲になっていた中堅どころの芸者が髪を売ってその男のために金を工面するのだが最後には捨てられてという話を聞かされる。

この話、どちらかと言うと付喪神というよりは、女の哀しさを感じさせる話だが、ある意味、実に日本人らしいメンタリティに溢れた怪談でもある。
件のマフィアもこういう背景を感じ取れる人間であれば、己に巣くうフェチとももう少し柔らかく付き合えたのではないかと思うのだが。

話を付喪神に戻そう。
器物が付喪神になるには百年という月日が必要らしいが、そこに人間の怨念や情が投射されると、又、違った展開になるようである。
コレなどは話の底にちょっとした艶があり、自分の好きな怪談話の一つなのだが。

  天井裏の霊

堀江町に、大勢の奉公人を抱えた裕福な米商人があって、その一人息子に芝あたりから嫁をもらった。
その嫁は、夫と同い年で、ある大大名の奥向きに久しく勤めた美しいしっかり者だった。
ある夜ふけ、夫がふと目覚めると、新妻のかたわらに誰かが添寝しているように見えた。不思議に思って身を起こしたときには、もはや誰もいない。
恐ろしくなって妻を揺り起こし、わけを尋ねた。しかし、妻も驚いた様子で、何も思い当たることはないと言う。
次の夜、夫は今宵こそよくよく見定めようと待っていたが、いっこうに何事もないまま次第に眠気をもよおし、明け方の光がかすかにさす頃に目覚めると、はたして妻に添い伏す怪しい姿があった。
「あっ」と思って起き上がると同時に、その姿は煙のように天井に入って消え失せてしまった。
そこで夫は、翌日に母と妻と召使の女ども皆を芝居見物に出し、長年手代を勤める老人を一間に呼び入れて、夜毎に起こる怪事を打ち明けた。
二人で天井板を押し上げてみると、小さな風呂敷包みがあった。
それを取り下ろして開いたところ、紫縮緬に包んだ品がある。中身は婦人用の淫具で、水牛の角製の張形だった。
二人は可笑しいような恐ろしいような複雑な気持ちであったが、相談の上、元どおりそれを包んで老人が持ち出し隅田川に流した。
「心のない物体であっても、人が思いを込めて久しく用いた品だと、こんなこともあるのか」という老人の想いが流れを見守った。
その夜からは、再び怪しいことは起こらなかった。

・・・・リョウの青臭いペニスも、取り外しが効く人造ペニスだったらいいのにと時々思う。
それなら自分が取り外したものを天井裏に隠して置くのだが、、。

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今日のおまけ


うーん、振り返ってみると、なんだかオラ竜(男女獣・緒羅竜児 エメラルドの爪先)って猫目小僧みたい、、。

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明治時代の日本。アメリカ人文筆家のクリスは小桃という女を探している途中、川中の遊郭で、とある女郎工藤夕貴と出会う。
その女郎は小桃との思い出をクリスに語り出す。 醜い顔をしたその女郎は 生まれたときから奇形で顔の左半分がつり上がり、その為か他の女郎達の間に馴染めなかった。
いくつもの遊郭を渡り歩くなか、とある遊郭で彼女は女郎の小桃と出会う。
どの女郎からも貶され虐げられてきたが小桃だけは彼女に優しくしてくれた。
 そんな小桃に翡翠の指輪の盗難の疑惑がかかり、小桃は拷問(拷問をするのは原作者の岩井志麻子)をされてしまう。そしてその女郎の手によって小桃は殺されてしまう。
 クリスは優しくしてくれた小桃を何故殺したと問い詰める。するとその女 郎は生い立ちからの不幸な運命とその呪われた体の秘密を語り出す。

激走!!まぼろしトラック


本著の5章「レズリー・ローとお呼び」前後に挿画として入れたい作品です。

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疝気の虫

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3midd00540ps chikaの小説サイト「S.M.F Unplugged World」のメインである長編小説「特異点サトゥルヌス」と、不定期連載「Gagging Blowjob(倒錯の寄生虫)」を同時更新しました。

 今日は「寄生虫」繋がりで小ネタを、、。

落語の「疝気の虫(せんきのむし)」です。


 見たことのない虫だ、それにどうも形がまがまがしい、この際、殺してしまえ。
「助けてください」虫が口を利いたのでビックリした。
「お前は何だ!」
「疝気の虫です」
「疝気と言えば、あの・・・男の下の病気のか?」
「そうです」
「腹の中に色々と虫がいるのか?」
「います。頭痛の虫、癪の虫、歯痛の虫、弱虫、泣き虫、浮気の虫、水虫。それぞれ静かにしていれば何もありませんが、動き始めると大変です。浮気の虫が動くと、なんとなくソワソワします。虫の居所が悪いのは虫のせいで、虫を起こすのは子供だけでなく、大人も虫のせいでイライラしたり、癇癪を起こしたりします。」
「どのような時に動くんだ?」
「夏の暑い晩に動きます。ムシムシしますから。」
「お前、疝気の虫はいつ動くんだ?」
「私たちは蕎麦が大好物で、そいつが来ると嬉しくなって腹一杯食べます。精が付いて力が余りそこら中の筋を引っ張るので人間は痛がるのです。」
「では嫌いなものは?」
「唐辛子です。ワサビはその時はいやですが、溶けて流れるので大丈夫です。唐辛子はいけません、溶けないので体に着くとそこから腐ってしまいます。だから、その時は逃げて別荘に避難します。」
「別荘ってなんだ。」
「下の金の袋です。」
「それであそこは腫れているのか」
「あそこに居る限りどんなことが起こっても大丈夫なんですよ。唐辛子が無くなると出ていって、蕎麦をたらふく食べて、又、暴れます。」
「『ガン』なんてのもあるだろう?」
「よくご存じで。でもその虫の嫌いなものは言えません。仲間内のことは言えないんです」

「おぉ~い、疝気の虫。どこへ行ったんだぁ。・・・あ~ぁ~、夢か。疝気を治したいと思っていたから、こんな夢を見たのか」
書生の夢である。 

 大先生が居ないので、この書生が代脈で金杉橋まで往診に出かけた。
着くと主人が苦しんでいたので状況を聞くと、昼にお蕎麦を食べたという。
「私が治します。治療法を少し変えますから、蕎麦を多めに、それと唐辛子をどんぶり一杯用意してください。蕎麦が来ましたら、奥さんが食べて、その匂いをご主人に嗅がせて上げてください」

「・・・お蕎麦が来ましたので、食べて良いんですね。私も大好きですから。いただきます。」
 この奥さん、後妻だそうで主人と比べると随分、年若い。年が若いと言うだけで女は食事をしても色っぽく見えるものだ。
 それを側で見ていた主人、余程、蕎麦が好きなのか、痛む腹をさすりながら物欲しそうに妻の口元をじーっと見つめている。見つめ返す若奥さんの目もなんだかトロリとしてくる。ほおっておけば口移しで蕎麦を旦那にあげそうだ。
 書生は「あげてはいけませんよ」と首を振る。
「分かりました。アナタは食べてはいけないので、匂いだけ。はぁ~~」
 妻は蕎麦を食べては、口を色っぽく開けて「はぁ~~」を繰り返す。
別荘にいた疝気の虫は匂いにつられて上がってきたが、どこにも蕎麦はなかった。
よく見ると隣の口に蕎麦が流れ込んでいるではないか。
 虫たちは一・二の三で、妻の口の中に飛び込んで、喜んで蕎麦を食べ始めた。
踊りながら満腹になるまで食べ、力を付けて、そこら中の筋を引っ張った。
 妻は腹を抱えて悶え苦しみだすのだが、反対に主人はケロリと治ってしまった。
書生が苦しむ奥様に、嫌がる唐辛子を飲ませると、腹の中で騒いでいた疝気の虫たちはビックリして逃げ出した。
「別荘に逃げろ!」
「別荘に逃げろ!」・・・。
(別荘はどこにも無かった)。


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アルーア 蠱惑

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アルーアとは蠱惑のこと、、。


こわく 【▼蠱惑】 (名)スル
人の心を引きつけまどわすこと。女が色香で男をまどわすこと。

さらに蠱惑の蠱とは?

こ【×蠱】
[音]コ(漢)
まじないに使う虫。人を害する呪いや毒薬。「蠱毒/巫蠱(ふこ)」

 

小説「アルーア」・・リチャード・コールダーの楽しみ

 chikaの創作の最も偉大なる近似値、リチャード・コールダー。
 彼の代表作「アルーア」 彼の第二作(デッドガールズ デッドボーイズ)の作品を読まないのは私の嫉妬心から?それともエロスを語るには彼が上品すぎるから?
 以下、彼の作品の中で、ガイノイド泥棒である貧相な東洋の小悪党モスキートが、一皮剥いて人造美少女に化ける(元の姿に戻る?)シーンをご紹介します。
 この耽美、素敵です。モスキートを抱きしめたくなるから。

 暑さにひび割れたドレツサーの上に、クリームと、ドーランと、パウダーと、軟膏と、皮膚軟化剤を並べた。
 それから女物の服をそろえ、昼間の皮膚を脱ぎ捨てて、ドールに変身した。
 鏡の中の分身がウインクをよこした。
 この妹は繊細な子供っぽい顔だちで、まだ頬のあたりにおさな太りが残っている。
 そこにツッパリ風の感じをつけたしているのは、ボブヘァと、三百月形のいたずらっぽい目、ふたつの黒い太陽のように燃える目だ。
 ちょっぴりとがった唇は、欲望と侮蔑の両方を伝えている。
 そして肌は-人造女特有のしみひとつない、磨きぬかれた肌は-見るからに合成物めいている。
 きょうの衣装?豹の毛皮模様のボディ・ストッキングと、十五センチの錐刀。
 もちろん性器は(いつも厄介だが)スコッチテーブで固定し、恥丘のふくらみに見せかける。
 ほほえんで、犬歯をチェックした。完壁。
 ベッドに寝そべって、フィジヵル・カルチャーの雑誌を拾い読みした。
 ラジオが、ブワッ、ブワッとまわる無関心な扇風機相手に、恋の喪失と発見の物語をささやいている。

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h_320bvpd00019psb その教授室は「採光が良くていい感じ」どころではなかった。本好きの私にとっては羨ましい限りの調度品で溢れかえっている理想の環境だったのだ。
 部屋の両サイドの壁はどっしりした木製の書架が取り付けられてあり、正面の壁は裏庭に通じるガラス壁面のようなデザインになっている。
 裏庭にあたる部分は、隣接する校舎までの距離を利用した人の入り込めない小さな庭園だった。
 そんな教授室の中で岸沼はアンティークな回転椅子に深く腰を沈めていた。
組んだ脚が上品な服地の上からでも骨張っているのが判る。
 上半身は上着を脱いで真っ白なドレスシャツ、伊達としか思えない細身のサスペンダー、、まあちょっとばかり私の好みだった。
 こちらを正面から見つめている目に力がある。征服と支配を知っている目だ。だからこそ真正のMに成りうるのだ。
 上り詰めて尚かつ賢い者は、転落の恐怖と快感を知っている。
 私は巨大な木製の机の上にあるペン立てに大振りなハサミが突っ込んであるのを素早く見てとった。瞬時にMとの間に紡ぐべき「物語」を組み立てるのは
職業上の習性だ。小道具は上手い具合にそろっている、前戯はいらない。
 岸沼の目の前に仁王立ちになって私は黒のスーツを乱暴に脱いでいった。岸沼の顔に喜びの表情が浮かぶ。上地君は一眼レフタイプのデジカメで私の姿を撮り続けている。
 先ほど確認したハサミを手にとって私は岸沼に挑み掛かる。まずネクタイを首もとでちょんぎってやった。
 そしてサスペンダーに刃を差し込んでそれを分断する。用済みのハサミを布製の背もたれクッションに突き刺した後、岸沼のシャツの合わせ目に指先を差し込んで、ボタンごとそれを引きちぎってやる。
 その間、岸沼は怯える様子もなく恍惚として私の行為を受け入れ続ける。
 彼には気弱さがない、私が仕事で出会った真正Mたちと少しタイプは違うが・・・本物だ。嬉しくなった。
 岸沼の後頭部の髪を引き掴んで後ろに仰け反らせながら私はズボンの腰の部分から左手を差し入れる。
 キュっというなじみのある音と暖かい肉棒の弾力。
「こんな変態ゴムパンツを履いて大学生相手に講演してたってわけね。この恥知らず。」
 私はラバーパンツの上からでも判るペニスの勃起を楽しみながら、低い声でささやいてやる。
「だめだ。君は想像以上だ。こんなに早く逝きたくない、。」
 始めて岸沼が口を開いた。しかも苦しそうに目を閉じて。
「カミチ!!コックリング!!それにドールマスク。」
 私に命令された途端、カミチ君はカメラを投げ捨てるようにして私のバックから命令されたものを取り出して私の側に傅く。
「立ちな、私がお前のペニスが汚いものを吐き出さないように、その根本をくくりつけてやる。」
 岸沼はズボンをずり落としながら、のろのろと立ち上がった。ラバーパンツをめくり降ろすとびっくり箱みたいにペニスが跳ね上がる。
 少しの刺激だけでも弾けそうなペニスの根本にコックリングを装着してやる。私が跪く形になるからこんな時、似非Mは私の頭を掴んで強制的にフェラチオをさせようとするが、ここでも岸沼は本物だった。
「いつまで、私より上に立ってるつもり?」
 そう言いながら私が立ち上がると岸沼は入れ替わるように跪いた。
「カミチ、きしぬまにドールマスクを付けておやり。」
「でもこれは編み上げ式で、一人で解くのは難しいんですよ、一端付けたら次の講演の再開までに間に合わないかも、、、、僕は最後までチカさんを撮っていたいし。」
joijio05n「お前は、私を撮ってればいい。早く岸沼にマスクを被せるんだ。」
「えっ、でも、、、こんなものを。」
 上地君が手に持ているラバーマスクは精巧な人面とダッチワイフの中間のような表情を持っている。つまり女性の顔からエロチシズムだけをデフォルメしたものだ。
 上地君が言いかけたように、もしもこんなものを被った状態で誰かに発見されたら岸沼は破滅だろう。
 例えば出番に遅れた岸沼の様子を誰かが見に来ないとも限らない。
 しかし「こんなものを」と言いかけた上地君は、私が仕掛けたゲームの意味を理解したようだった。
 そして誰よりもこのゲームの本質を理解したのは当の岸沼のペニスだった。
 岸沼のペニスの鈴口は、Mにとっては最高のごちそう話を聞いて透明な涎を垂らし初めていた。
 上地君がマスクを被せている間中、岸沼は瞼を硬く閉じていた。ラバーマスクを装着される時に感じる皮膚を無理矢理に移植されているようなぬめっとした感覚、私はこの瞬間が好きだが、岸沼はどうだろう。
「岸沼。いいざまだね。これからお前は男どものザーメンにまみれた淫乱ダッチワイフになるんだよ。」
 上地君はマスクの位置が岸沼の顔面にフィットするように念入りな調整を始めている。
「頭の良い振りをして大勢の凡人共を騙して来た罪だよ。お前は今から中身の空っぽのダッチワイフになるんだ。」
 きつく編み上げられた細ひもがそれを覆う形のベルクロで隠された時、私は上地君を下げさせた。
 岸沼はディズニーが得意なアニメと実写が混在した映画の女主人公みたいな顔をしている。私は数歩前にでて股間を岸沼に突き出してやった。
「舐めろ。」
 ドールマスクの唇には細いスリットが入っているのでそこから舌を出すことが可能だ。
「もっと強くだよ、」
 私は岸沼の頭のてっぺんを掴んで、その顔面をあそこに強く押しつける。気持ちが良かった。
 出来ることなら岸沼の頭を擦り潰してその脳漿を自分の股間になすりつけたかった。
 絶頂が近づきつつあった。けれど意識としては丸半日、逝きつづけて来た私には、肉体的なオルガスムスは極めて低いものだろうという予想はついていた。
 起動するには電圧が低すぎる。フランケンシュタインの怪物は目覚めない。
そう思った途端、鼻の奥にゴム以外の匂いがした。
 奇妙に懐かしい匂い。乾ききったコンクリートや木々が雨に濡れる匂い。そうだ、雨だ。
 雨が降り始めている。教授室の大きな窓に水滴がつき始めているのが見えた。
h_320bvpd00019ps 岸沼を掴む私の手がゆるんだ。だのに岸沼は興奮した子犬のように私の股間にその鼻を突っ込んでくる。
 私の結界は既に破れかけている。はやくシャワーが浴びたい。
 苛立ちが爆発した。私は岸沼の頭を、まるでボーリングの球を放り投げるように突き放した。
「よつんばいになりな。」
 私の口からそんな言葉が流れ出る。もうその言葉に真実は含まれていないのだが、岸沼や上地君にはそれは判らないだろう。
 総ては降り始めた雨のせいだった。私にはどうしようもない、、。
「けつを上げろ。おまえ、私に犯してもらう為に講義中ずっと準備してたんだって?」
 岸沼のラバーパンツに覆われた尻タブの筋肉がまるで返事をするようにきゅっと縮んだ。
 吐き気がした。お笑いぐさだった。私はブーツの尖ったヒールを岸沼の肛門部分に当てると、ぐりぐりとそれを押し込んでやる。
 私を撮影している上地君の息の荒さがここまで伝わってくる。これが今回のゲームのハイライトと言うわけだ。
 岸沼が激しく尻を突き上げてくる。上下の動きだけではなくグラインドまでさせるところが浅ましかった。
「中身が空っぽのダッチワイフのくせして、けつまんこで感じるのかい。次の講演でみんなの前で白状するんだよ。あたしの正体は、けつまんこでよがり声をあげていっちゃう変態ダッチワイフです。今までみんなを騙しててごめんなさいって。」 
 窓の外では雨に濡れた緑がうっすらと輝きを増していた。
「もういっちまいな、じゃないとお前の身体に穴が空いて破裂しちゃうよ」
 実際、私のヒールは深々と岸沼のアナルに突き刺さっていた。
「くひぃ、、、!」
 ついに堪えにこらえたような小さな悲鳴をあげて岸沼が崩れ落ちた。 
 私は脱ぎ散らかしたスーツを手早く集めると、それを身につけ始めた。下着がないぶん、いつもより早く更衣が出来る。
「すごかったですよ。これから帰って僕としませんか。実を言うとチカさん撮ってて何度も射精しちゃったんですけど、今日は何度でも出来そうなんです。」
「・・・ゲームはおしまい。先生のこと手伝ってやんなさい。」
「でも、、チカさんだってそのつもりで」
「究極の羞恥プレイ?冗談、」
 私は未だに床に倒れている岸沼をちらりと見て言った。
「つまらないゴシップで、私の事を嗅ぎ回られるのはゴメンだわ。ゲームは終わったのよ。」
 私は上地君に背を向けてドアに向かった。 
雨はすでに止み初めていた。通り雨だったのだろうか。
 ラバーが張り付いた手のひらで雨粒を受けてみた。
もちろんラバーごしでは何も感じる事が出来ない。けれど雨が降っていることを私は知っている。
 要するに、そういう事だ。

 後日、岸沼先生から連絡があった。上地君とは可哀想だったけれど縁を切った。




・・・・・・・・・・・・・・・・・完




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女装美少年 5

貴方は女装したいと思ったことがありますか?
貴方は女装したいと思ったことがありますか?この作品は普通の男らしさを持つ美少年を女装させ徹底的に変態世界へと導きます。彼はクラブ活動の合宿で同性愛行為を経験したという男の子。今回はその経験をさらに掘り下げ、女装と倒錯の世界へと誘います

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竿美人抄3

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a13trjd00013ps 矢島美容室でDJ OZMAが扮するナオミ・カメリア・ヤジマが気になって仕方がない。
 ユニット結成当時から、それぞれ違った意味で、女装が板に付きすぎのとんねるず二人を押さえてそれなりに可愛かったDJ OZMA。
 ユニットとしての露出期間が長くなっているのにナオミは依然として控えめな存在。でもその控えめ加減が、色々な妄想を掻き立てるのだ。「女装、本気になってる?」そーんな感じ(笑)。
 今や芸能界に限らず、一般男子の女装なんてフツーの時代だけど「盛りヘアー」がチープ&ゴージャスに似合う女装男子は数少ない筈。今後もナオミ・カメリア・ヤジマに注目のこころだおー。

 チープ&ゴージャスの香しさが充満する芸能界に帰ってきたのが沢尻エリカ。
 彼女の遠ーい親戚であるサセ尻エリカとすれば、このCMを取り上げずにはおられません。
 冒頭、一瞬、我が国のフェテッシュシーンもここまで台頭して来たのかと思わず涙ぐみそうになりました。
 結構、ラバーがメジャーメディアまで認知されてる欧米あたりで制作されたイメージ映像のパクリですが、それでも「よくやった」と(笑)。


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 その日がやって来た。完全なボンテージ武装をする時は、身体の前処置が大切で、それはメイクなどと違った身体的行為だからかなり大変である。もっとも私はその大変さを楽しんでいたりするのだが。
 まず恥毛を完全に剃毛する。普段からケアしてるからって手を抜かないことが大切なのだ。コスチュームを着けると排泄も思うように出来なくなるから、前もっての浣腸が絶対に必要になってくる。ゴムにこびり付いた糞尿の匂いが好きだというMも結構いるが、私は嫌いだ。
 注入したお湯がそのまま排泄されるまで、徹底的に何度も浣腸する。更にお尻にバルーンプラグを詰めてパンパンに膨らまし密栓すると絶対に外れないし、拡張も出来て一石二鳥になる。
 ここまでくると相当疲れているけれど、今からが本番だ。これでやっとラバーを装着する事が出来る。肉体的な前処理をして、初めてコスチュームをつけた全くの別人、いや別の「物体」になった自分と向き合うことができるわけだ。
 ラバーの靴下をこっそり履くだけで、普通の仕事をしていても、妄想が刺激されて快感の水域が低くなる私の体質。その時は人知れず4回も昇天したけれど、、。今度はラバーの完全武装だ、、一体どうなる事やら。
 マーキスのビデオや写真を観ていると、それだけで脳内麻薬が垂れ流し状態になり、アナルやあの辺りに灼熱感を覚え全身の皮膚がそのまま性感帯になった様などうにも抑えようのない感覚に襲われる。
 私はラバーに関しては、単なる人間の形をした快楽装置にしか過ぎないのだ。
 スーツを手に取った瞬間、その妖美な光沢と生地のしなやかさに、否応なく神経が高ぶるのを覚える。
 しばらくのあいだ愛しい男を愛撫するように、ラバーの表面を指先と掌全体でその感触を存分に楽しむ。
 胸の異様なまでの鼓動が、自分の耳に外部の音として聞こえて来る。一瞬も早く袖を通したい気持ちを必死で押さえ込む。あそこに外出用のプラグを挿入し、バストもトップが透けないように、テープで押さえ込むのを忘れない。
 いよいよだ。慎重に爪先からスーツの中に入りながら、その肌触りの心地良さと、圧迫感・密着感に目眩を覚えつつ私は別の生命体に変わっていく。
 クチュ、キュラ、ドロン。足首、ふくらはぎ、膝、腿。順番に、慎重にゆっ
くりと、私の身体がゴムの中に詰め込まれて行く。
 お尻と腰周りは特に注意深く、丁寧に身体に沿わせてやる。ラバーがぬるると張り付いて来る。爪に気を付けて、新しい皮膚を移植するように……。
 ウエストから上部は、呆気ない程簡単にラバー空間に納まってしまった。ファスナーをしっかりと閉じて、私は完全に新しい肌を手に入れる。
 恐る恐る鏡の前に立ってみる。大好きな瞬間だ。そこには何とも形容しがたい異形の美しさを放つ自分自身が存在している。
『……これが私』なんど見ても慣れる事がない。
その頃には、もう抑えが効かなくなている。
 上地君が用意したそのほかのボンテージアイテムを取り出し、床に並べた。
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 絨毯の上で芋虫のようにのたうち、うごめいてスーツの感触を思う存分味う。乳房も生殖器も、身体中一分の隙間も無く、人工の皮膚に覆い尽くされ、纏わり付き、締め付けられ、何処までも吸いついてくるラバー。
 きっと第三者が目にすれば、思わずギョッとする異様な光景に違いない。
 横たわりうごめく私は、他人の目からは現代美術のオブジェクトか人外生物としか認識出来ないだろう。私は名も性別も年齢も無い、一個の無機物に成り果ててしまうのだ。
 キツイ、でも温かい。果てし無い快感。寸分の隙間も無く密着し、吸い付き、身をよじる度に敏感な部分にも容赦無く喰い込み、張り付き……呆気ないほどたやすく果てそうになるけれど、それを我慢する。
 合皮の黒いコルセットを重ねて着る事にする。キャットだけでは攻撃的じゃないからだ。コルセット状の胴体部の紐を、思い切り締め上げてやる。さらに膝上ブーツを履く。グローブも嵌めて、ほぼ予定通りの武装が完了する。
 武装の上からは黒いパンタロンスーツに首もとはスカーフを巻いた。そしてラバーグローブを隠す為の白い手袋。 最近は日焼けを嫌がって普段でも外出先では手袋をする女性が増えているから、そう奇異には見えないだろう。

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 マンションを出てみて判ったことだが、普段なら何気ない動作でも、思い切り締め上げたコルセットが苦しかったり、ラバーの表面に上着のクロスがまつわりついたりと違和感が大きい。
 それに股間に通したベルトも、目一杯きつく締めているから、歩いている内にお尻の割れ目にピッタリ食い込んでくる。内緒で悪い一人遊びをしてる様で、窮屈だけど何とも言えない官能的な気分が高まってくる。
 それに相手には判らなくても自分自身では非日常的な卑わいなものを身につけているという意識があるから、周囲の視線が刺すように痛く感じられるのだ。
 ラバーの靴下を付けて仕事に出るといった些細な冒険なら、出来るだけそれを楽しむために混み合った地下鉄などを使うのだが、さすがに今日はそれが躊躇われた。
そんな事をすれば大学に着くまでに私は感じすぎて意識を失ってしまうだろう。
 上地君に出迎えさせるようにして置けばよかったと後悔したが、結局私はマンション前の道路でタクシーを拾う事にした。
 タクシーの中は私が全身に纏っているラバーの匂いが微妙に充満し始めて、初老の運転手は妙な顔をした。
 そして思い切ったような顔でバックミラーを睨み上げながらこう言ったのだ。
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「ねえお客さん、ゴム臭くありません?」
 私の心臓が跳ね上がる。私はアタマの中で「そうよ。このタクシーにはゴムオンナが乗ってるんだから、ゴム臭くて当たり前なのよ。その内、どんどん臭くなっていくわ。」と赤い口の悪魔のように叫びながら、口では「そうかしら私には何も匂わないけど、気になるなら窓を少し開ければ。私も外の空気を少し吸いたいし、、。」と答える。
「はあ、、。」運転手は釈然としない顔をしながら私の指示にしたがってウィンドウを少し下げた。
 運転手は「あんたが乗ってからゴム臭くなったんだけどねぇ。。」という言
葉を飲み込むつもりになったのだろう。
 その代わり運転手の執拗でさりげない私へのチェックは取り下げられる事はなかった。
「あなたみたいな人が大学なんて珍しいね。」
 接客業のイロハを一から勉強したらと言いたくなったが我慢した。私の住んでいるマンションがある一角は確かにグレードの高い水商売の女性が多く住んでいるし、今の私の格好は明らかに普通の用事で大学に向かう女の姿ではなかった。
 年季を積んだ運転手はそこの所を見抜いてこちらに話しかけているのだ。
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「最近はね、話題が豊富じゃないとやっていけないの。一般公開の講座があるのよ。知ってる?岸沼一正。」
「おおーっテレビで有名だね。、、ところでさ、変な音しない?」
「変な音?」
「うーん、何だが軋るような感じキュッキュュってさ。」
「いやだーこの車整備不良じゃないの~」
 私が着込んでいるラバースーツの音だ。違う男に違うシチュエーションで言われたなら、間違いなく感じたろう一言だったが、この運転手では駄目だ。
 仕方なく私は普段上手く使いこなせない甘えた嬌声で対抗せざるを得なくなった。
そんな経緯からタクシーを降りて大学の門をくぐる頃には私はかなり不機嫌になっていた。
 でも冷静に考えてみるとこの成り行きはかなり幸運な事だったのかも知れない。
今感じている怒りや不機嫌さがもし私を支えていなければ、私の意識は、
微弱にそして常に感じる快感の為に溶け崩れていたかも知れないからだ。 

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 大きなすり鉢型の受講室は九割がた人で埋まっていた。私は上地君の姿を目で探す。上地君は壁際の大きな三脚付きのビデオカメラが設置してある座席に座っていた。
 彼の周りには結構空席が目立っている。「特別講演の記録役」をかってでた大学生か、、やるわね上地君。
 私が大学生達の間をすり抜けて行くたびに彼らの粘っこい視線が絡みついてくるのが判る。
 私は自分がまるで黒いコンドームで包まれた巨大なペニスになったような気分になった。そして次に頭の中で、肉でパンパンにはち切れた黒いラバーの表面に精液の白い粘りが糸を引きながら落ちていくイメージがかすめる。
 そんな私の姿を、上地君がいかにもサブのハンディビデオで会場の様子を撮影していますというような顔で撮影し続けているのが見えた。
 私は上気した顔で、上地君の側の席に腰を落ち着ける。
 私の一つ隣には気弱げな男子大学生がいて、私の着席と共に顔を伏せた。瞬間的に私の中の「S」が起動する。そしてタイミング良く上地君がすり寄ってきて私に囁いた。
「隣の奴は僕の知り合い、、いいおもちゃになる筈だ。勿論、今日の仕掛けはまったく知らない。満席の筈の受講席が何故空いているかも含めてね。前菜ですよ。じゃ僕はビデオとカメラで記録してますから、、あなたをね。」
 上地君は立ち去る前に背伸びをするようにして私の隣の大学生に意味ありげなウィンクを送る。
 すこし肉の厚い丸顔の大学生はきょとんとした顔でそのウィンクを受け止めている。おそらく彼の中では上地君と私に対する様々な妄想が駆けめぐっている筈だった。
 いたぶる対象としてはB級のお兄さんだが、カメラが回っているなら選り好みは出来ない。
 私は席を詰めて隣の大学生君の身体に上半身を密着させた。嫌なら席を立てばいいのだが、そうしない所を見ると彼は私に何かを期待しているのだった。
 私は手に付けていた白い手袋をゆっくりと外して据え付けてある長机の上に揃えて置いた。
 勿論、白い手袋の下から現れたのは、手の甲の血管まで浮き上がって見えようかという皮膚にぴちぴちに張り付いたラバー手袋だった。
 私はその両手の平で自分の頬をさすってラバーの感触を楽しんでみる。勿論隣の大学生君はそんな私の一部始終を横目で見ている筈だ。
 私は止めに、ラバーで覆われた人差し指をゆっくり口に含んで、唾液をたっぷりなすり付けた。隣でごくんと生唾を飲み込む音が聞こえる。
 「ソーセージみたいで美味しい、、。」ワザとらしい独り言を呟きながらそ
の手をゆっくり大学生君の膝の上に置いた。大学生君の全身がびくんと震えたが、怯えているようではなかった。
 私の手が大学生君の太股をゆっくり這いずり回りやがて股間に達しようとする時に、岸沼先生の講演が始まった。
 大学生君は時折うつむいたり、自らの内でせせり上がってくる快楽を散らす為に、あらぬ方向を見つめたりしていたが、私の視線は演壇に立つ岸沼先生の顔に固定されていた。
 岸沼先生は今日の受講者の質を確かめているのだと言った感じで、受講室内を見回していたが、やがて私を発見したようだった。
 この距離からでは先生の顔の細かな表情までは読みとれないのだが、それでも私にはある種の直感によって判ることがあった。
強さと弱さが波状になっている視線。この男は私に支配されたがっていると、。
008iuhgiu「私にジッパーを降ろさせる気?」
 私が前を向いたまま低い声で言ったので、大学生君は一瞬、言葉の意味を掴み損ねたようだったが、すぐにベルトを緩めると自分のズボンのジッパーを降ろした。
 少し烏賊臭い匂いが漂ってきた。こいつのペニスを触るのかと思うと少しげんなりしたが、その手の汚れを岸沼に嘗め取らせる計画を思いついた時には、少し気分が上向きになり始めていた。
 私は大学生君のペニスをしごいてやる前にハンドバックの中からコックリングを取り出した。岸沼に使う積もりだったが、隣の大学生君にも填めてやらないと一瞬のうちに果ててしまいそうな気がしたのだ。休憩時間まで遊び相手がいないと退屈してしまう。
「ちょっとそれなんです、、。」
 生意気にも大学生君が不満そうな声を出した。実際には怯えてそう言ったのだろうが、私には生意気に聞こえた。
「ちんぽバンド。あんた早漏でしょ。ちょっとでも長く楽しみたいならじっと
してて。」
 私の言葉で萎え始めたペニスは、ゴムの手袋で一撫でするだけで信じられないほどの強度を取り戻した。私はすかさずコックリングをペニスの根本に取り付ける。
「ねえ、私の身体へんな匂いしない?」
「へ?」気が動転してる大学生君は又、私の言葉の意味を見失っている。
 私は上半身を彼の肩に預けてやった。勿論ペニスをいじる事は止めない。
「ゴム?ゴムの匂いがします、、、。」
「そうよ、、私の全身はゴムで包まれてるの。私、変態だからこうしないと感じないのよね。ねえあなた変態女ってどう思う。」
「え、いやぁ、性癖って個人の自由だから、、それはなんとも」
「俺のこと気持ちよくさせてくれれば、変態でもおっけーって事ね。」
 そういいながら私はゴムの指先を素早く大学生君の肛門付近に滑り込ませる。
こんな子だからきっと肛門の周りは不潔に決まってるけれど、指先についた汚れはこのこ自身か岸沼に嘗め取らせれば済むことだ。   
「あっ、ちっよっそこは、、。」
「そこはなんなのよ。大学生の癖に肛門オナニーも知らないの。」
 大学生君の身体が緊張で堅くなるのが判る。もうこうなってくるとこの方法で意地でも行かせたくなって来る。大学生君の耳に息を吹きかけ耳たぶを少し囓ってやる。
 大学生君の身体がますます堅くなる。彼は私から仕掛けられている快楽攻撃と、「周囲の目」という二つの要素から自分を守る必要があったのだ。
 しかしこのような場所では周囲の人間は逆に無関心を装うものだ。それにいかに程度が落ちたからと言っても最高学府である「大学」という要素も大きいのかも知れない。 これが浮浪者達で一杯の「蓮池」辺りなら話は違ったのだろうが。
 だがそんな無関心という冷気が充満した講義室の中でも、二つの視線だけは、私の身体を突き抜けてくるのが判った。 それは少し離れた位置から無言でビデオカメラを回し続ける上地君と、演壇の上の岸沼のものだった。
 私の大学生君に対する責めは、後半になるにつれて激しさをエスカレートさせていったが、それはこの二人へのいや特に岸沼へのメッセージの意味が大きかった。
 岸沼は受講席で私が何をしているのか、その一部始終を知っているはずだった。
 それはSとMとの間にリンクされる距離や五感を超えた通信が、岸沼と私の間に成立しているからだ。

 待望の休憩時間がやって来た。私は、テーブルの上に投げ出したゴムの手を、覆い被さるようにして舐めて続けていた大学生君の頭を小突いて、それを止めさせた。
 先ほどまで黒いラバーの表面に付いていた大学生君自身の精液も、大便の残滓も綺麗に舐め取られていて今は彼の唾液がラバーの表面を扇情的に光らせていた。
 顔を上げた大学生君の頬も涙で濡れ光っている。「犬」だ、、それも雑種犬。
仲間の中では雑種の方が可愛いという子がいたが、私は頭のいい犬が好きだった。
 まだ濡れているゴムの手を乱暴に大学生君の頬になすりつけて、私は立ち上がった。
 もうすぐだ。コックリングと白い手袋をハンドバックに放り込むと通路に出る。すると絶妙のタイミングで上地君がやって来た。
「おかげでいいビデオが取れましたよ。でもこれからが本番だ。岸沼先生の控え室ねぇ、、元は古株の有本教授の教授室だったんですが、その部屋、採光が良くていい感じなんですよ。最高のビジュアルが撮れますよ。」
「でも時間が短いんじゃない。私、前菜食べるのに時間使いすぎてだれちゃった。」
「のーぷれぶれむ。岸沼先生は本物ですから、、先生、、、なんとさっきの講演中、アナルプラグ下の口にくわえ込んで上からラバーパンツはいてたんですよ。さっ早く。」

竿美人抄2

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118dom00024pl2 この日常のスケッチは、金輪際、愛について触れるものではない。
ただ、人はどれほど他人に対して無関心を装うとも、完全に自己完結し他者に寄りかからないで生きていけるものではないから、多少は「愛」の匂いがするかも知れない。
 でもそれは安物のカーラジオから流れ出てくる「名曲」程度の値打ちしかない事だけは心に留め置いて欲しい。そうでなければ「私」という人間があまりに哀しく思えるから、、。
  他人から私はよく「神秘的なオンナ」と言われる。自分自身では「よく頑張って装っているね。」とチカヲという人間を慰めてやっているぐらいだから、神秘的などとはお笑いぐさにしか過ぎない。
 私は「何者」でもない。だから神秘的に見える。しかしちょっと考えれば、年を経ても叔父さんになるわけでも叔母さんになるわけでもない人間に安住の場所が約束されていないのはすぐに判る事だ。だから疲れる。
 母親になりたくない、あるいは、父親になりたくない、挙げ句の果ては、永遠の少女や青年でいたい人間からすると、私の外見は神秘的で時には魅力的に映るらしい。
 しかし彼らはその私が、彼らの抱いている幻想ほど滑稽なものはないと断じている事を知っているのだろうか、、。

118dom00024pl7 上地君はそんな私の崇拝者の内の一人だった。

 上地君は大学生で、本当なら裏の私と付き合えるような社会的ステータスを持ち合わせてはいないのだが、どういうわけかクラブの情報が彼に漏れてしまい、現在は半分お客様のような半分下僕のような関係を私と結んでいる。
 いつもならこの様な関係などすぐに処理してしまうのだが、上地君の異常なまでの清潔さと、しかしそれを他人に強要しないというアンバランスがとても気に入ってしまって、ずるずると個人的な関係を続けているのだ。
 例えは悪いが、彼は風呂上がりに使う清潔なバスタオルのようなものだ。上地君は己の清潔さで私の不潔さをぬぐい取ってくれる。
 もっともこれは私流の過剰な表現で、実際には私の前で跪き、私の足の裏や指先で自分の顔や耳をなぶられるのが好きな「足拭きマット男」と言った方が似合っているかも知れない。

118dom00024plb「岸沼先生の講座を聴講してみませんか」
 ある日、上地君が涼やかな目元を神経質にひきつらせながら私に話を持ちかけてきた。上地君の口からはいつもミントの匂いがして、そのせいで彼が話す内容は総て清潔に思えた。
「岸沼、、テレビの?」
 岸沼の事は私も知っていた。脳神経が専門でありながら文化文明論のフィールドで有名なコラムニストだ。何よりもそのダンディな外見でマスコミ受けが良い。
「いいけど凄い人気だって聞いてるよ。たちんぼするならノーサンクスだわ。」
「僕の大学の特別招聘講師なんですよ。聴講生の枠も融通が効くし。それにちょっとしたプレイを考えているんです。」
「あなたの大学?ご立派なものね」と混ぜ返しそうになってそれを止めた。私の正式な顧客であり彼の父親でもある人物の事を考えると、上地君が自分の通っている学校を「僕の大学」と表現するのはあながち的外れではなかったからだ。
 第一、彼の父親も「私の大学」と自分が学長を務めている大学の事をそう呼ぶ。

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「ここだけの話なんだけど、岸沼先生は僕と同類の人間なんです。」
「・・まさか上地君、私のことその先生に喋ったんじゃないでしょうね。」
「、、、」肯定の沈黙、、分かりやすい青年だった。
「どうなっても知らないよ。」
「いいじゃないですか、岸沼先生なら正規のルートだって十分会員資格ありますよ。それにあの人なら必ずチカさんの専属になる。」
 SM関係が成立するのはクラブの中だけのことだ。現実的に見れば、お金を払って貰っているのは私たちの方だった。主従が逆転した「専属」という言い回しがおかしかったが、ここで上地君に隙を見せるつもりはなかった。
「そういう問題じゃないの。プラダやヴィトンがスーパーの袋物売場にたくさん並べられても意味がないでしょ。それに私の所属するクラブがお客さんのプライバシーを完全に守れるのは昔の五人組制度みたいな形をとっているからなのよ。それに会員になるには最低でも二人以上の保証人がいるわ。」
「、、まだクラブの事ははっきり喋ったわけじゃないです。それに今度の事は僕の発案なんですよ。」
「プレイと受講とどういう関係?」
「完全武装したチカさんの写真を撮りたいんです。」
「クラブとしては私の顔が公然とでるのはまずいのよ。」
「公表するつもりなんか端からありませんよ。もったいない。」
「・・プレィって何を考えてるの。」
「チカさんは完全武装した上から普通の服を着て、受講するんです。岸沼先生は講座の真ん中で25分間の休憩を挟むから、その時、教授にラバー被せて犯してやってください。その後、何食わぬ顔をして二人は元通り講演者と受講者の役割を続ける。ホントは先生の役、僕がやりたいんだけど、写真が撮れないし、僕は今んとこ大学の教授じゃない、、。」
「確認しとくけど。これってビジネスなの?」
 答えはどちらでも良かったような気がする。この時点で私の気持ちはこの企てに魅力を感じ始めていたからだ。
「ビジネスじゃないです。でもチカさんが望むなら教授も僕も金を払います。それに教授は自分の秘密をチカさんに握られることになる、、これはチカさんにとって安全なゲームだ。」
「相手のゴシップネタを握っている事が安全に繋がるとは一概に言えないけどね、、。」

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 それは危ういバランス上の問題だった。窮屈な会員制にこだわるのは、やばい人たちとの関係を出来るだけ少なくするためと、このゴシップという諸刃の刃を上手く処理する為だったからだ。
「アイテムは僕が総て用意しました。主にマーキスです。気に入ってもらえますよね。サイズは僕が選んだんだから間違いないと思うけど、チカさんが承諾してくれたら今すぐ試着してもらおうと思って今日持ってきてるんです。」
 海外からの輸入品でしかもセミオーダーだから、上地君はかなり昔からこの計画を考えていたに違いない。私は上地君が玄関際に置いた大振りのジュラルミンのケースに視線を流した。
 マーキスのラバーコスチューム、、それで私の気持ちは決まった。
「それ見せてちょうだい。」
 上地君がフリスビーをくわえて戻ってくるレトリバーよろしくケースを抱えて駆け戻ってくる。
 ケースのふたが開けられた瞬間に、頭の芯がとろけるようなラバーの甘い匂いが立ち上ってきた。
「ねぇ着せてくれるんでしょ。」
「勿論です。」
「おニューだけどいっぱい汚しちゃおうかな。」
 上地君の膝の上に手を乗せてそうささやいてあげる。上地君の目が血走っている。
「いいですよぉ、、本番までにすぐに綺麗にしちゃいますから。」
「どうせ持って帰って、ああチカさんになりたいとかなんとか言いながら私の汗だらけのラバスーツ嘗めちゃうんでしょ。」
 上地君はもう興奮しきって涙目になっている。勿論、その後の3時間、私たちはたっぷりラバーセックスを楽しんだ。

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 後れ毛をアップに纏め上げ恥ずかしいほどうなじを晒した私の首筋を、岸沼がねちっこく舐め続けている。
 いじらしいことに岸沼は、私の「耳を舐めるな」という命令を未だに守っている。鏡台の鏡に、喉裏を見せて映っている上気した私の顔が我ながら色っぽい。特に今日は眉が上手く描けた。
 自然な眉のラインを意識したメイクなんてお笑いぐさだ。自分の眉を細く削った時点で、女は男の頭の中にしか存在しない女の顔になる事を夢見ているのだ。つり上がり端に向かって細く消えていく人工的な毒婦の眉。
「綺麗だよチカ、、。たまらないほど好きだ。君は肉色をした僕のラバードールだ。」
 今の私は緋色の長襦袢しか身につけていない。今度の旅行先が隠れ宿の純和風旅館だと聞いて、苦手な着物でやってきたのだ。どうせレンタルだし明日は普段の自分に戻れる。
「ラバーは明日の約束でしょ。」
「そうじゃないんだ、、チカはもうそのままで、魂の宿ったラバードールなんだよ、、、ああこの鼻、、この唇。」
 岸沼の唇が私の鼻を包み込む。舌先で鼻の穴を探っている。
「は、ふうっ、私になりたいのね。お前、私の中に入り込んで私になってしまいたいんだろう。」
 私は岸沼のキスを逃れ、彼の髪を掴んでその顔を仰け反らせながらSモードに入っていく。岸沼の顔の中で唇が一番すきだ。乾いた唇の皺の一本一本、そしてその流れ。
 彫りが深くて小柄な顔、そろそろ中年と言ってもおかしくない年齢だが、この男の女装が美しいのは実験済みだ。
「これからお前にも化粧してやるよ。ただしその眉毛はそり落とすからね。私の顔が好きなんだろう。私の顔そっくりにしてあげる。でもそうしたら二度とお前は教壇に立てないからね。」


                                          ・・・続く。



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