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沢父谷姫子の失踪とハイヒールライジング少年の捜査、そして涙目の探偵。


「JKヒロセよ、大丈夫か?」
 俺はそんな感じで酔いつぶれたJKヒロセに呼びかけた。
 半分冗談ぽく、いかにも気軽に親しげにだ。
 するとパチッと音がするみたいにJKヒロセの目が開かれた。
 『ああこれ、脱がないと。』そんなようなことをモゴモゴと言って、JKヒロセはセーターを脱ごうとする。
 まあ、JKヒロセは男である。
 別段気にしないで、その様子を俺は見守るつもりでいた。
 するとこの酔っぱらい、セーターを脱いだ途中で脱げなくなってしまい「先輩、手伝って、脱がせて」とフガフガ言い出した。
 正直俺はスカートから伸びたJKヒロセの脚だけには、色気を感じていたのである。
 だからモヤモヤしながら脱ぐのを手伝ってやった。

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 JKヒロセの腕を上に持ち上げるとその顔はセーターに隠れ、スカートから伸びる脚がなんだか非常にインモラルに見えて正直ちょっと勃起した。
 俺はそんな気の迷いを振り払い、ちょっと乱暴にセーターを引っ張る。
 JKヒロセから「やめてやめて!伸びちゃう、伸びちゃう!」とか言われても、お構いなしだ。
 せいやっ、と力任せにセーターを脱がせる。
 勢い余って、酔ったJKヒロセが倒れた。
 ちょうど俺の下腹部に膝枕というか珍枕というか、そういう状態でJKヒロセが崩れてきた。
 俺もさっきまで宴会場いた身だ。
 服装なんてラフな格好だった。
 間違ってもジーンズみたいな固い素材のものじゃなかった。
 その時俺が着てたのは確かジャージか何かだったと思う。
 だからJKヒロセが、俺のペニスが力こぶを作っているのに気付くのは容易だったはずだ。

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「ちょっとー先輩ーーー」
 JKヒロセは俺の下腹部を顔を埋めて、もごもご喋る。
「固いよ、固いーー」
 その声を聞いて、なんか俺はもう死にたくなった。
 後輩の女装におっ立てたとか、他の奴らにバレたら社会的に死亡だ。
 なんで男なんだよ、これが女だったら何かイベントが……何か……あ……れ……?
 JKヒロセはワイシャツの下にキャミソールを着ていた。
 その時の俺の視界を説明しておく。
 股間にショートヘアの頭がのっかり、上半身はワイシャツを着ていてキャミが透けている。
 そしてミニスカから伸びる、ちょっとむちっとした脚とハイソックス。
 判って貰えるだろうか。
 これはもう、視覚的には男である情報の方が圧倒的に少ないのである。
 不覚にも俺のペニスは天を衝いて、後輩の頬だかにめごり、と食い込んだ。
 死んだ、はい死んだ!もう俺、ホモ決定!明日からホモ先輩!みたいな後悔感がゴゴゴと地鳴りを響かせ山のように押し寄せて来た。

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「……先輩、自分、いけますよ。」
 股間で、JKヒロセがもがもが言う。
「うぇ?」
 後から聞いた話だが、JKヒロセには男のペニスを咥えてみたい願望が前からあったらしい。
 一応言っておく。
 JKヒロセは彼女持ちである。
 酔いと、何も言わなければ進む状況と、さんざたまった性欲と、目の前に転がるJKヒロセの制服姿に、俺の心はあっさり折れてしまった。
 俺は無言だったしJKヒロセも無言だったが、ペニスだけはどうしようもない。
 無言と言いつつも、そこは酔っぱらい、JKヒロセは時折「うー」とか「よいしょー」とか独り言を吐きながら、俺のペニスにえっちらおっちら取りかかった。

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 JKヒロセによって取り出されたペニスは、わだばかっちかちだでと、自己主張して、JKヒロセの顔にぶつかった。
 まあ俺はJKヒロセの後頭部を見下ろす形なので、その様子を細かくは知らない。
 そして温かく柔らかい感触に包まれた。
 最初は咥えた口の中で舌を動かしてくるだけだった。
 刺激としては弱い。
 ただその特殊な状況と口の中から、微かに聞こえるちゅぱ音で十分興奮できた。
 そこには、何度も言うが、眼科的には女にしか見えない制服姿のJKヒロセがいた。
 脚もすこぶるエロいしな、、。
 俺は本当に女にしてもらっているような気分になってきて、たまらずJKヒロセの背中を撫でた。
 JKヒロセは、お構いなしにしゃぶり続ける。
 すず、ごめん、俺は逝くよ、とか何とか思ってたかもしれない。
 JKヒロセの舌の動きが止まった。
 躊躇いがちに、JKヒロセは俺の亀頭の先をチロチロ舐める。

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 え、ええー。
 そこで焦らすの?と思ったが、実際、JKヒロセがそんなこと考えてたかどうかは知らない。
 ただ疲れただけかも知れない。
 声をかけるのは躊躇われた。
 俺は今、概念上、女の子とえっちな行為に及んでいるのであって、このリアルな相手と目を合わせるなり話をするなり意思の疎通をしてしまったらもうアウトだと思った。
 ただのホモになると思った。
 なので、俺はJKヒロセの頭を掴んで、腰をゆっくりと振った。
 抵抗はなかった。
 声を上げることもなかった。

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 亀頭が唇を出入りするくらいの感覚で、というか体勢上それ程度の可動範囲しか稼げなかったのだ。
 しかし刺激自体は、さっきよりも弱まった。
 JKヒロセもされるがままという感じで、唇の滑らかな刺激と、たまに動く舌が伝わる刺激だ。
 だが何度も言うが、俺が相手をしてるのは女子高生なのだ。
 その頭を抱えて腰をふる。
 もうそれだけで十分興奮出来るというものだ。
 いつでも逝ける。
 準備OK発進どうぞと、俺達の共通する仮想「すず」もそう言っている。
 ただ、口の中に出していいのかと逡巡する。
 このまま出していいかなどと声はかけれない。

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 わざとらしく、頭を掴む力を強くしてみる。
 JKヒロセの舌が活発に動き出した。
 OKサインだろうか。
 ただ俺は突然の刺激に、迷う暇もなく射精してしまった。
 「うっ」と初めてその場で声を出した。
 この合宿は四泊五日。その四日目。
 無論、自家発電などしている余裕はない。
 陰嚢に溜まりに溜まった精液が精管を通り、久方ぶりに前立腺が刺激を受ける。
 精液が通るのが分かるような射精の仕方だった。
 4度は確実に射精していた。

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 俺の「液」がJKヒロセの口から零れているのが感覚で分かる。
 JKヒロセは俺の脚を掴んで硬直しながら、肩が呼吸に合わせて揺れる。
 しばらく沈黙。
 ややあって、嚥下する音。
 『おいおい、飲むのかよ。』と思ったらまた興奮してきた。
 なにせ四日間溜まっているのだ。
 一度逝った程度で収まりはつかない。
 ただ、さすがに後輩の口をこれ以上酷使するのも悪い気がした。
 したはしたのだが、JKヒロセが自分のパンツを脱ぎ始めた。
 ここまで来たら、お互い喋らないのが暗黙の了解だ。

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 そして男である以上、火の灯った性欲を抑えよなんて残酷な事も言えない。
 というか俺の性欲もまだ消えていない。
 夢から覚めた翌朝には死にたくなったものの、この時点ではまだやる気だった。
 俺は部屋の電気を、オレンジ色の小さい室内灯に切り替えた。
 JKヒロセはパンツを投げ捨て、顔は見せないまま、69の体勢を取ってきた。
 69ン…?
 一応言っておく。
 俺はノンケである。
 それはそれは立派なまでに、ノンケであり、女の子が好きな男の子なのである。
 さっきまでの行為に臨めたのは、見える範囲でJKヒロセに男性要素がほぼゼロに等しいからだった。
 それが今、目の前にシンボルがドーンだ。
 これといって変哲はない、ただ血液が必要以上に集中しているであろうそれが、俺の、目の前で、月明かりをバックに、動いている。

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 暗いからJKヒロセの顔は見えない。
 女子高生の影と、ペニスのシルエットが確認できる。
 臭いということもない。
 ただやはり、男のものを咥えるのには抵抗があった。
 JKヒロセが俺のイチモツを手で扱いた。
 JKヒロセの、弄って欲しいという気持ちがひしひしと伝わってくる。
 さっきまでとは明らかにテンションが違う。
 酔いもあった。勢いもある。
 ただそれ以上に、こちらも男である以上、男の気持ちが分かる。
 これは捨て置けない。
 先程のように誤魔化すことは出来なかった。
 俺は男とやるのだと腹をくくる。

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 他人のそれを握るのは、まして勃起しているものは初めてだった。
 自分のものを握り慣れているはずなのに、不思議な感じだった。
 筋肉とも違う有機的な硬さ。
 サイズはそんなに大きくないから喉に当たるような心配はないだろう。
 こすこすこすと刺激してやる。
 JKヒロセの腰全体が波打つ。
 いい形の尻である。男らしくない、柔らかそうな尻だった。
 なにやらJKヒロセの先が濡れ始める。
 亀頭は責めず、皮オナの要領で手の平で包み優しく全体に刺激を与えてやる。

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 こんなことをしていて、JKヒロセのスカートは大丈夫なのだろうかと変に冷静になってしまう。
 俺が下、JKヒロセが上という体勢で、スカートに顔を突っ込む状況は俺を興奮させるに十分だ。
 何も考えずJKヒロセのを口に含んでやった。
 舌を滅茶苦茶に動かしたような気がするが、よく覚えていない。
 とにかく俺は今、女子高生のスカートに顔を突っ込んでいるんだ!と言い聞かせた。
 だんだん興奮してきた。
 しかし顎も疲れてきた。
 あと、やはり目の前にイチモツがぶら下がっているのは、どうしようもない事実だ。
 俺は何も言わず、立て膝を付いているJKヒロセの後ろに回りこんだ。
 で、後ろから抱きつく形を取り、JKヒロセのペニスを掴んだ。

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 犬が交尾をする姿勢で、挿入はせず、俺のべたべたしたペニスはJKヒロセの尻とスカートの間に収まり、それを押し当てながらJKヒロセのペニスも扱くようにした。
 これは痴漢をしているようで興奮した。
 握ってはいるものの、視界に男のイチモツもない。
 これならいけると思った。
 見た目通り、JKヒロセの尻が柔らかい。
 自然と尻の割れ目を探すような動きになる。
 もちろん前準備も何もない。
 入るはずがない。
 だからこそ、安心して割れ目への責めが出来るというものだ。
 JKヒロセも流石に身を固くするが、明らかに股間のそれは硬さを増していた。

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 興奮してきた俺は、JKヒロセの首元にキスをした。
 唇を当てるだけの軽いキスだ。
 右手でJKヒロセの股間を扱きながら腰をぶつける。
 俺は逝くに逝けない絶妙な快感の中にいた。
 JKヒロセの呼吸がふうふうと荒くなる。
 俺も高ぶって、JKヒロセのシャツの中に左手を入れた。
 お腹をさんざんさすった。
 胸はさすがにおっぱいが無かった。
 上半身はあまり柔らかさがなかったが、倒錯的な快感から滅茶苦茶に手を這わせた。
 予告もなく、JKヒロセの股間が膨張し、間を空けずびゅくびゅく動くのが分かった。
 腰が何かをえぐるように動いている。
 熱を持った液体が手にかかる。
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 動きに合わせて、ゆっくり搾り出すようにしごいてやった。
 これはえっちなお店のお姉さんに教わったテクである。
 JKヒロセは、ぐたっと布団に倒れこんだ。
 俺は自分のものを扱きながら、JKヒロセのシャツをめくる。
 キャミソールも合わせてめくると、綺麗な背中が出現した。
 ハイソックス、丸いお尻、スカートと続いて背筋で溝の出来た背中。
 初めて、中性的なその身体に興奮した。
 背の凹みに亀頭を押し付け、すべすべしたそこに二回目の射精をする。
 ぱたたっと音がして、その溝を白濁色の液が埋めた。
 背中に出した精液を拭きとってから、俺は部屋を出た。
 汚した制服も布団も、後輩に処理を任せることにした。
 言葉を交わすのが怖かったのである。

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 逃げるように自室に戻り、そのまま翌朝まで寝た。
 目が覚めた後は死にたくなったが、特にこれといってバレるようなことはなく、またJKヒロセともこの話題をすることもなく、僕の体験は終わったのだ。




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