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 少し筋肉痛ですぅ。映画の「イーオン・フラックス」で、イーオンがよくやる四つん這いの蜘蛛のポーズみたいなのを最近必殺技に加えたもので。
 もちろんお客様がchikaの身体の下で四つん這いになってくれているので、その背中に体重を半分くらいは預けられるので、ムッチャしんどいわけじゃないんですが。こーゆー体位なんてんだろ69じゃなくて9、、殿方の背中の上にのかってお尻を覗き降ろす位置にいると、アナルは舐めやすいし、反り返ったペニスをアナル側に無理矢理引き起こして裏側から手コキとフェラして差し上げると、Mの壷を刺激するのか妙に興奮するみたいだし。
 しかしこーゆー変態体位ってやっぱchikaの専用ルームみたいな穴蔵っぽい所でもぞもぞやるのがいいなぁ。この前、円形ベッドでやったらまるでレスリングだもん。
 って事で、今日は閉所恐怖症ならぬ閉所フェチについて。みなさんは子どもの頃、押入が好きじゃなかったですか。chikaは大好きでした。
 押入に留まらず結構狭苦しくてなにやら秘密めいた息苦しい場所に妙に惹かれてましたね。(なにせWebで一番最初に書いた短編はこの閉所フェチがテーマです。)

生き埋め無理心中(抜粋)


 僕は、恵子さんを愛している。僕は恵子さんの全てを愛している。恵子さんのものなら、唾でも小水でも大便でも喜んで咀嚼しただろう。
 そんな僕が抱いたのは究極の愛の設定だ。(生き埋めの無理心中)僕なら、死んで腐乱していく恵子さんでも、この腕にかき抱き続けられるだろう。
 あの男は、暫くしたらロープが緩むと言っていた。緩んだら、自由になった手で恵子さんの猿ぐつわを外してあげよう。
 きっと恵子さんは言葉で深く僕を傷つけるだろう。
 でも構いはしない。だってここは決して壊れる事のない二人の世界なのだから。
僕の頭上で、ゴリッと極めて重たいものがずらされる音がした。
 先ほどから見えていた青黒い円形の空が三日月のようになっている。ゴム男が蓋と称したのはマンホールの蓋のようなものに違いない。
 そして一瞬、その三日月がまばゆい程輝いた。こちらをのぞき込んでいるゴム男の顔が半分ばかりくっきりと見えた。彼の背後で何か強力な光を発するものがあるのだ。
 奴は、自分の世界に帰るんだ。僕はそう確信した。
ゴム男は、自分の手を自分のゴムマスクの顎の部分に引っかけて、ゴム特有の音をさせながら、そのマスクを巻き上げた。
 マスクから覗いた顔は僕そっくりだった。
大人びた僕の顔を持つゴム男はにやりと笑った後、完全に穴の蓋を閉じてしまった。
 しばらく、頭上からは土や砂をかける音がしたが、やがてそれは納まり、次に、地中にいても感じるような振動がした後、全ての物音がしなくなった。
 僕はゴム男が約束したように半分自由になり始めた右手でケイコのまだ若くて堅い乳房をきつく握りつぶした。
 ケイコは今までの中で最も激しい悲鳴を上げた。
 僕の目には、完全な闇の中で、赤いボールギャグを噛まされたケイコの歪んで綺麗な顔がはっきり見えた。
「ケイコ。二人で腐っていくんだ。」
僕は、そういいながら、それが嘘だと判っていた。未来の僕がいる限り、この愛の連鎖は永遠に続くはずだった。


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 勿論、フェチという言葉の意味は「物神」ですから、状況を説明する「閉所」と繋ぎ合わせても文法的に成り立たないんですが、言葉としての感触はとてもいいですね。
 この閉所フェチはchikaの場合、押入から延々と展開していき最後には、拷問機械の「鉄の処女」にまで辿りつくんですが、、。
 まあ閉所フェチってよーく考えると「死と再生」が同時に起こる空間への憧れの部分もあるしね。
 皆さん知ってます「鉄の処女」?ミイラの棺みたいなので、装飾が可愛らしい清楚な少女なんだけど、その人型棺の内側は棘だらけで、この中に人を閉じこめて蓋をばたんと閉めてしまうというもの。
 恐らくこの中に閉じこめられるのは男の比率が凄く高いんだと思うんだけど、その外側が処女だったり、肉体を損傷させるの方法が「切る」のでも「殴る」のでもなく「刺す」とゆーあたりが、なんとも倒錯的ですよね。
 今なら、内側に付けるのは棘とかじゃなくて逆流防止機能付きの硬いペニスサックを沢山つけて、そこから精液や小便を流し込んでやるとか、、勿論、中に押し込められるのはレイプ犯とかね。そんなのを考えますね。
 何々?「俺なら進んで入る」ってそれはちょっとM過ぎ。
 何々?「中にオンナを押し込めて精液ぶかけたい」ってそりゃアンタ、AVの見過ぎ、妄想だけにしておいてね。

 この「鉄の処女」で一番、有名なのがハンガリーの伯爵夫人エリザベート・バートリーが自分の美肌目的で作らせ使用したものらしいですね。
 この「鉄の処女」は「ニュルンベルクの鉄の処女」と呼ばれ、犠牲者が死んだ後、棺の扉を開けると棺の床が抜けて死体は水で城の外に流されるようになっていたとか。
 処女の血を浴びると肌が綺麗になると信じたエリザベートが、村中の美しい処女を集め、血を絞り取るために作らせたもので棺から流れた処女の血は、管を通してバスタブへと注ぎ込まれる仕組みだったという。(うーんホントか?)
 エリザベート・バートリはハンガリーの名門ハプスブルク家の血を引き、17世紀当時トランシルヴァニアの中で最も伝統があり且つ裕福なバートリ家の生まれ。ポーランド王ステファン・バートリの姪。
 しかしこの家系は財産及び権力を保つ為に血族結婚を繰り返しており、その結果からかエリザベート本人を含めて同性愛者、悪魔崇拝者、色情狂等の性格異常者が一族から出ている。(これもなんだか胡散臭い)
 この様な家系のためか、ヴラド・ツェペシュの血を引いているのものと邪推されたんだとか。
 ちょっと今の時代から考えると、ぶっとんだ話でホラー映画の脚本かいなとか思ってしまうんだけど、個人の人権がそれなりに大切にされているのは昨今の事で、昔は身分が違えば下にいる階層の人間なんて、ほんと感覚上のレベルで虫けら同然だったんでしょうね。
 まあこれに近いエリザベート・バートリーの傍若無人振りはあったと考えていいのかも、、、でもなぁヴラド・ツェペシュの血を引いているというのは、、。
 ところでchikaの場合、ドラキュラと言えば何故か、彼が眠る棺桶が船に乗って海を渡るお引っ越しシーンとか、昼間のベッド代わりの棺桶の居心地なんかが気になってましたね。ドラキュラも押入が好きなんかぁとか(笑)。
 こーゆーなんとなく甘酸っぱい恐怖感覚って、クリストファー・リーなんかが主演してる昔のドラキュラ映画にはずっとあったような気がするんだけど、最近のにはないですね。
 ブレイドとかアンダーワールドとか極端な漫画じみた暴力シーンやフェテッシュなエロシーンばっかりって感じで(勿論、後者も大好き、、、アンダーワールド2のラバーキャット、、しょぼかったけど、その分、コルセットが立派だったからいいか)。
 月並みな分析だけどやっぱり胎内回帰願望が閉所フェチにシンクロしてるのかなぁ。
 でもその胎内回帰願望の表出の仕方が時代と共に文化の中で変化して来てるのかなと。
 ラバーフェチの世界には、バキュームベッドプレイってゆーのがあるんだけれど、あれだって見方を変えれば胎内回帰願望のなせるわざってことなんだけど、願望を満たす方法が凄く直接的だよね。
 昔の場合、総じて願望とか欲望があっても、それらが満たされない事が多かったのでそこに想像力が働く率が高かったんだろうなと。
 今はその距離を技術が埋めてしまうから想像力が占める比率が低くなってきて直接的な行為そのものが全面にでてくるのだろうと、、。
 まあ性犯罪が増える多様化するのも、この辺りのことと連動してるんでしょうね。