1c19d53e.jpg

魂の衣


 舌を吸い絡めあうキスがしたい。
生き物を頬張りそれを破裂させるようなフェラがしたい。
とにかく、あなたの肉を味わいたい。
でも目だけ開いたレザーの全頭マスクで顔面を拘束されてちゃ何も出来ない。
顎だって数センチしか開かないんだから。
せめてこの頬に張り付いたレザーにあなたのペニスをなすり付けるだけ。
頭の中に充満するchikaの唾液と汁を出し始めたペニスのそれとが混じった匂い。
 あぁあなたのおちんちんでバシバシchikaの顔を叩いて、そうすれば興奮するから、気でいっちゃうから、、。
 触る触る。なでるなでる。自分の頬や頭を。
レザーに包まれていると何か別の物みたい。
chikaが革で出来たchikaの頭部のレプリカで遊んでる。


 昨日、紹介した鷲田清一さんの著書「ちぐはぐな身体」の続きである。今は「魂の衣」にさしかかっている。本自体はとても薄い物なのだがなかなか読み込むのに時間がかかるのだ。文章は決して難しくないのだけれど、それが開示している意味と世界が深いのだろう。
 たとえば『皮膚と衣服の間にあるあの隙間というのはぼくの内部なのだろうか外部なのだろうか(他人に服の中に手を入れられるとゾクっとする)、、。』という下りがあって、感覚的な理解が先行するchikaにはとても判りやすいと同時に意味が深すぎるのだ。
 この章で興味深いのはフランスの哲学者ミシェル・セールの引用である。
『皮膚の面と面とが接触する場所(たとえば重ねられた唇と唇の間、閉じられた瞼、収縮した括約筋、組み合わされた腿と腿の間など)に<魂>が誕生する・・・その<魂>が緩みジャンプし、たゆいモアレを起こして投げかけた波紋が他ならぬ刺青だという』
 これだけでも凄いけど、鷲田清一さんはさらにこう推考する。この刺青・つまり生きたプリントが衰弱し形式化したのが現在の布プリント地なのだろうと。
 この説を借りるのならボンデージとはミシェル・セールの言う<魂>を意志的に発生加速させる行為なのかもしれない。
追記  メールで「JRおでかけNEWS」が届いた。GW中なーんにも予定のないchikaには目の毒だけど開いてみたら、タイトルが『JR宝塚線塚口?尼崎駅間における脱線事故についてのお詫びならびに「JRおでかけNEWS」の発行休止について』だった、、。
 毎度のコトながら、JR西日本幹部の「いい加減ぶり」もそれを報じるマスコミの「正義ぶり」も、いい加減にうんざり。
 ただ、知り合いが待ち合わせの時間に遅れてくるだけで脱線事故のコトが頭の片隅を横切るジブンがいる。ご冥福を。
 GWと言えば、このドリコムブログ、連休に入った途端にサーバー停止。情けな?っ。今は復旧してるみたいだけど。
 GW中は週一ペースの蝦頭をこまめに更新するつもりでいたんだけど出鼻挫かれたって感じ、、。