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 市川さんのフェティッシュジャーナルの記事で「女性ホルモンで美しく賢く」読みながら、ラバースーツの着用による効能として「女性ホルモンの増加」があったりしたら確かに面白いな?と考えていました。
 ラバーセックスのバリエーションやフェチプロセスには色々なものがあって、お髭を蓄えた筋肉隆々のマッチョマン同士がラバースーツを着込んでの組んず解れつがあるかと思えば、一方ではラバースーツ着用による擬似的な女性化もある。
 chikaなんかは、マッチョマン同士でのゲイセックスの場合でもレザーを着用する場合とラバーの場合は深層心理に置いて微妙な違いがあるのでは?と思っているのだけれどまあこれは置いておきます。
 ただラバーを着用すると「女性ホルモンが増加する」のではないかと体感的に思わせる要素をラバー自体が持っているのは確かだと思う。(それは特別に女性ホルモンでなくても、所謂、内分泌される○○ホルモンなら総てに共通するようなフィーリングなんですが
 そんなあれこれを考えていた矢先に、早朝のTV(関西ローカル)番組で「☆検証!冬ソナで若返るのか?女性ホルモンの実態」というものが放映されていました。
 コトの発端は、閉経していた50代の女性が、「冬のソナタ」にはまったところ、生理が再び始まったという話なんだそうです。この番組ではそれを検証するため、冬ソナ鑑賞の前後に10代、20代、30代、40代の女性の血圧、脈拍、女性ホルモン(エストロゲン)の値を調べています。
 結果的には「冬のソナタ」が原因と考えられるような大きな変動はみられなかったということでした。件の女性のケースは、月経が不順な更年期で何年も月経が飛んでいた為に閉経のように思われていたものが、ある偶然で再び始まったのではないかとゲスト医は見立てています。(一端、閉経したものが再び始まるというコトはあり得ないそうです
 ただ可能性として女性ホルモンは、卵巣において視床下部の命令により血管を通って分泌される為、一概に「冬ソナ」効果がないとは言い切れないそうです。

 ここで話はがらりと変わるんですがケン・ラッセル監督の映画に「アルタード・ステイツ」というものがあります。題名を直訳すると「変えられた精神状態」、、、この映画に登場するのが、小さなタンクの中に比重の重い液体を入れて体温程度に保ち、まっ暗にして音も遮断してそこに浸かる(浮く)仕組みを持った「瞑想タンク」です。
 実際にこの「瞑想タンク」はドラッグと共に'70年代にかなり流行ったというコトです。映画では「瞑想タンク」を使って人類の発生過程を探ろうと知る主人公が、身体変容をまで引き起こすのですが、、。
 最近、これになんとなく感じが似たもので高気圧酸素室があって、この簡易カプセルみたいなのがちょっとブームになっているそうです。
 こちらは具体的に血液中に溶解する酸素量を増加させる仕組みを持っているので凄くダイレクトなシステムなんですけど、結局、身体を包む「環境」を至近距離で激変させるという意味では「瞑想タンク」に似ていなくもありませんね。
 身体をダイレクトに拘束・浮揚・ラッピング・遮断などの方法で刺激し続けると「アルタード・ステイツ」を起こすのではないかというコト、そしてそれは「快・不快」の根っこの隣に位置するのではないかと、そんな気がしています。