大衆演劇の女形の魅力。って、、実際には見たことないんだけど、、。(もし参加したとしたら、たぶん観客席を埋め尽くしている筈の熟女のみなさまがたの熱気でのぼせて死んじゃうだろうね。)書いていいよね?。
 女形の魅力って、おひねりとかお札をその子の着物にねじ込む行為とか、自分の子どもを着飾って喜ぶ心理だとか、に強く結びついているように思うんだ。勿論、性的な要素も入っていると思うし。
 例えば母親と息子の関係って、オンナの側からすると自分の惚れた男と結婚して、その遺伝子を体内に取り込んで、「その男(たぶんその頃には目の前の実物じゃなくオンナの概念の中にしか存在しない男。)」をもう一度再生産する行為なんだけど、「その男」には自分の遺伝子も混じってるわけで、要するに惚れた相手との完全な同一化なんだよね。 これって駆け引きの必要な恋愛よりもっと強力で原始的なメタ恋愛の一形態なんじゃないかと思うんだ。でもそんな風にして生んだ子どもでもやがて自我が芽生えるわけだし、そうするともう異物になっちゃうわけ、、(実際、そういう過程を踏まないと親離れ子離れが出来なくて大変だと思うよ)。そんな時の代替え品の1種がオンナにしてみれば「大衆演劇の女形」なんじゃないかな。
 
 この文章を書くきっかけになったのはchikaのメインサイト・SMfで映画「座頭市」のレビューを載せたからなんだけど、そこで引っ掛かったのが橘大五郎君なわけ。
こういう子だったら・・弟にしたいなぁ。(実弟もその気があるんだけど、、イマイチ、ビジュアルじゃないし、、。)