2001年7月21日。毎年ベルリンで開催される『ラブパレード』にグンター・フォン・ハーゲンス博士はダンサーの一団とともに、ラブパレードの山車の1つに乗り込む予定だ。 みな、肌の上にエアーブラシでペイントを施して、皮膚が透き通って内臓が見えているかのようにする。博士はこのアイディアに大乗り気で、ラブパレードだけを目的に、中国の仕事場から飛んで帰ってきた。

 chikaは自分のメインサイトで「平成影男」という長編小説を書いてるんだけど、その中で死体にプラスティネーション処理をする描写があるんですよね。その為にグンター・フォン・ハーゲンス博士って人物をイロイロ調べているんだけど、なかなか面白いですよこの人。一見高邁な理想に従って、この技術を開発したみたいだけれど、調べれば調べるほど変態さんみたい。・・・あっ芸術家って言い直した方がいいか。